好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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ウチのフェイトさんは誰が相手でも決して手は抜かないのです(笑) :: 2012/10/27(Sat)

色々突っ込み所はあるでしょうけど、その辺は最後に(笑)


続きから、どうぞ







■ □ ■ □ ■ □


(あれ、いつの間に)


なのはの視線の先、高町家の庭にはどこからか迷い込んだらしい二匹の三毛猫がいた。










それに気が付いたのは、なのはが両親とヴィヴィオを見送って、自分は日向ぼっこでもしながら、到着の遅れている彼女を待っていようかなと縁側に出てきた時だった。


首輪が見当たらないので多分飼い猫ではないのだろう。けれど野良と言うにもその毛並はよく手入れされているようにも見える。大方、自分も良く知る猫好きの友人のように、甲斐甲斐しく野良達のお世話をしている人がこの近所にもいるのだろうなとなのはは想像して、ふっと口元を緩めた。



「何か食べ物とかあげた方がいいかな」


そんな事を独りごちながら猫達の傍に行ってみようとサンダルに片足を突っ込んだ所で、一匹の猫に何となく睨まれた。



「?・・・・えっ、と・・・邪魔、しないで欲しいのかな?」



何となくそう口にしていた。猫相手に何をと思わなくもなかったが、その猫の所作を見ていると強ち間違いではなかったかも知れないと思う。


だって、にゃあと鳴いた猫が一度キュッと目を閉じニヤリと笑ったような気がしたから。





「ここにいてもいい?」


二匹に尋ねてみると、どうぞご自由に、とでも言うようにもう私の事なんて気にする素振りも見せず、お互い寄り添いあってその場に腰を落ち着けた。



縁側の端に腰掛けながら二匹の猫をじっと見つめる。最初は単なる仲良しの猫達なのかと思っていたのだけど、暫く観察しているとどうやらこの二匹は恋人同士のようで。時々鼻先を擦りあったり、お互いの顔を舐めあったり、そこはかとなく好い雰囲気を醸し出していた。多分最初に私を睨み付けたのは雄の猫なんだろうなと思う。隣にいる猫を常に気遣い、そして守っているように見えたから。


ピタリとくっついて離れようともしない二匹の様子を見ながら、ホンの少し寂しさを感じ始めた頃、さっき私を睨みつけた方の猫が急に立ち上がって私に向かって威嚇し始めた。


「どうしたの?」
「なのは?」
「え?あ、フェイトちゃん・・・」



何もしていないのにどうして?と思ってその猫に声を掛けると背後からは私の名を呼ぶもう一つの声が。急な呼び出しで私達と一緒に海鳴市に帰って来れなかったフェイトちゃんが不思議そうな顔で私と猫とに交互に視線を送っていた。どうやら彼は私ではなく、突然現れた邪魔者(フェイトちゃん)を警戒していたようだ。



「ああ、なんだそうだったんだ。にゃはは。フェイトちゃんなら大丈夫だよ?」
「なのは?えっと・・・どういう事?」



大丈夫だよと猫に声を掛けると私は立ち上がって、不思議そうな顔のままのフェイトちゃんにおかえりなさいと声を掛ける。一瞬きょとんとした顔をした後、フェイトちゃんはそう言えばそうだったよねと微笑みながらただいまと帰宅の言葉を口にした。





「そう言えばヴィヴィオは?」


家に誰もいないみたいだけど、とガランとした室内を見渡してフェイトちゃんが尋ねてくる。今日は久しぶりに皆が揃うから賑やかでいいわねとお母さんがはしゃいでいたのはつい先日の事。

それを知っていただけに、今のこのしんと静まり返った様子にいくらか戸惑っているようだった。


「ヴィヴィオはお母さん達とデート」
「え?・・・達って・・・まさか、士郎さんも?」
「にゃはは、そう。お店、お兄ちゃんに任せて帰ってきちゃったの」


そう言って笑った私にフェイトちゃんは、そんな気がしてたよってくすりと微笑んだ。





















「銀杏並木か・・・。ちょうど今が一番見頃だったね」
「そうなの。ヴィヴィオに見せてあげたいからって、お父さん達が」
「なのはも一緒に行けばよかったのに」
「うーん。私は何度も見てるし・・・それに、待っていたかったから」


誰を、とは言わずにただフェイトちゃんを見つめる。くすりと笑った彼女はありがとうと小さく声に出して、視線を庭にいるあの猫達に向けた。



「で、あのコ達?」






コーヒーを淹れて戻ってみると、フェイトちゃんはさっきまで私がいた場所に、同じような格好で座って猫達を眺めていた。足元を見るとサンダルを突っかけていたので、ああ、フェイトちゃんもか、と自分と同じ思考の彼女にこっそりと笑みを向けた。


隣に腰掛けながらカップを1つフェイトちゃんに渡す。ヴィヴィオと両親の行き先をフェイトちゃんに説明しながら、猫達の様子も観察。



「きっと恋人同士なんだよ?」
「だろうね。けど、さっきからあの猫、随分と私に挑戦的な視線を向けるんだよね」


とフェイトちゃん。何言ってるの?って言う視線を向けるとだってねとちょっとだけ不機嫌な顔。どうも自分を見るオス猫の目が気にいらないらしい。


「さっき、なのはがコーヒーを淹れに行ってる時にね」
「うん」









それはつい今し方の話。私が席を外している間に、オス猫はフェイトちゃんは危険な人間じゃないって理解してくれたらしくて、あっさりと威嚇の体勢を解いてくれたらしい。それはいいのだけれど、やたらとメス猫とイチャイチャしているのだとか。隣にピタリとくっついて、時に鼻先を、時にその顔を。くっ付け、舐め合い。見つめ合って。

特に何と言う訳でもなく、その様子をぼんやりと見ていたら、不意にオス猫と視線が合ったのだとか。








「ふんっ!て鼻を鳴らすんだ・・・」
「え?」
「いや、だからね。私と目があった時にね。フンッて」


ふんっ!と鼻を鳴らす真似事をしながらフェイトちゃんの眉間に皺が刻まれた。あの・・・フェイトちゃん?それは別にフェイトちゃんを意識した訳ではないと思うんだけど・・と思わなくもないけど、敢えて口には出さず。


「で、またあっちのコにくっ付いて、羨ましいだろ?みたいな目をね」


私に向けてくるんだ。絶対にあれは私に勝負を挑んでる目だ、なんて。一体あの猫とどんな勝負をしようというのか。ちょっとだけ興味があるような無いような・・・。そんな馬鹿げた事を考えていたら、隣でフェイトちゃんが「そうだ!」って楽しそうな声を上げて立ち上がった。


それを不思議に思いどうしたの?とその動きを追っていると、フェイトちゃんはニヤリとした笑みを口元に浮かべながら私の背後に回りこみ、そして再び座り込んだ。その両足は私を挟み込むように。そしてフェイトちゃんの両腕は私を抱きしめるように。



「もしもし、フェイトさん?」
「なんですか?なのはさん」


私の肩口に顎を乗せ、見えないけれどきっとドヤ顔で、羨ましいでしょう?なんて、あの猫達を見ているんだろうなと容易に想像できるその様子に何だか可笑しくなってしまって・・・。


「猫にムキになってどうするの?」


とちょんと鼻先を指で弾くと、だって悔しいんだもんと耳元でちょっと拗ねた声が聞こえた。そんなフェイトちゃんが何だか無性に可愛らしくて、愛しくて。普段はキリッとしている事が多い彼女だけど、自分と一緒の時にだけ見せるこんな子供っぽい仕草には参ってしまう。そんな事を思っていたら、耳元であっ、て言う驚きの声が聞こえた。


「え?どうしたの?フェイトちゃん?」
「やられた・・・って言うか、あの子達なかなか・・・」
「は?何が?って、ふぇいとーーーー」


一体彼らの何を見ているのか、それを確認する為猫達を見ようと動かした顔をフェイトちゃんに顎をホールドされる事によって阻まれた。は?って思ってフェイトちゃんに何するの?って聞くより先にグイッと上向かされて、そして塞がれた。


もちろん唇を。


「ん?ん~~~?」

《ちょっ、ちょっと!、フェイトちゃん!!》

体勢が体勢だけに若干きつくて、思わず念話でフェイトちゃんを呼んだ。だけどフェイトちゃんから返ってきたのは「猫が・・・」って言う一言だけで。仕方なく目だけを動かして、猫達がいる場所を何とか盗み見れた瞬間、あー、これは仕方ないか。と思ってしまった。




さっきまで寄り添っていた2匹は、今度は顔を向き合わせてその小さな口をくっ付けていた。そう、それはドコからどう見てもキスしているとしか思えない程の密着具合だった。



なんていうか、こういうのも勝負って言うのかな、なんて事が一瞬頭を掠めたけれど、何だかそんな事どうでも良くなるくらいフェイトちゃんとのキスが気持ちよくなってきちゃって。気が付いたら高かった太陽も傾き始め、寄り添っていた猫達も庭からいなくなっていた。










あとがき、みたいなもの




高町家に縁側ってあったっけ?って言うのが書きながらの
一番の疑問点(笑)。そうは思ってもそこが無いと色々
面倒になっちゃうから、そこはまぁ、あるという体で(;^ω^)。


それと、ウチのフェイトちゃんは生物全てに嫉妬して
負けず嫌いです。それが例え動物でも関係ありません。
っていうか、まさかこんなにだとは私も思ってませんでした(をィ)。


今朝見たニュースでね、こんなぬこがいたんですよ。
いちゃこらバカップルのぬこver.ですな(笑)。


はい、ここまでお付き合い、ありがとうございました、まる






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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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  2. | comment:0
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