好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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またまた調子に乗って書いちゃった(^^;ゞ :: 2012/12/01(Sat)

朝一でとても素敵ななのふぇい充出来たのでつい調子に乗りました(´-∀-`;)。
毎度の事ながら、蛇足だよ、いらなかったよとかあるかもしれませんが
書いちゃったもん(´・ε・`)プー仕方ないじゃんwwwww

そして最初に謝っときます。

八神家スキィの皆々様、色々とごめんなさい




では続きから




■ □ ■ □ ■ □


ドアを隔てたこちら側にいた者達はかつての自分の仲間だった。人を寄せ付けず、常に1人で居る事の多かったフェイトではあったものの、それでも元々持ち合わせていた性格のせいか下の者に対する面倒見は良かった。それ故、フェイトの事を心の底から尊敬している者も、中には多く存在した。グルリと部屋を見渡す。フェイトを取り囲む大半はそんな自分に反感を持つ連中ばかりだった。


(すんなり帰してはくれる訳はない、か・・・)


この為に予め選ばれ集められた者なのか、それともたまたま今日ここに居合わせただけなのか。いずれにしろフェイトが進める道はたった一つしか残されてはいなかった。



「念の為に言っておくけど、怪我したくない人はじっとしてた方が利口だよ」
「・・・舐めるなよ?お前本気でこっから出られると思ってるのか?」


私のひと言に辺りがざわつく。この中では一番厄介だと思われる男の苛立ち、そして自分達が多勢だという事へのほんの少しの余裕から口が軽くなる。やれやれ、だからそれがダメだといつも言ってたのにな。そんな事を思いながら、最初に仕掛けたのはフェイトの方だった。袖口に隠し持っていたナイフを男に目掛けて投げ付ける。不意の事でそれを避ける為にバランスを崩した男の顔面に力一杯拳を撃ち込んだ。恐らく鼻が折れたのだろう痛みに倒れ、床をのた打ち回る男の鳩尾に、フェイトは勢い良く膝を落としてその意識を奪った。時間にしても恐らく3分とはたっていないだろう。





一瞬だけ部屋の中から音が、消えた・・・・。








「・・・・さぁ、次は誰がこうなりたい?」


そんな静寂を壊したのも、またフェイト自身。
それが合図であったかのように手下達は一斉にフェイトに向かって襲い掛かっていった。




















「ぐぇっ・・・」


最後の1人を床に沈めてフェイトはホッと息をついた。


(これで、本当に終わり・・・・・)


ここで初めてフェイトに隙が生まれた・・・・・















部屋を出ようとドアに手をかけた時、ドンッと背中に誰かがぶつかった。と同時に自身の身体を襲う激痛。咄嗟にその誰かを蹴り飛ばした。


「はっ、はっ・・・。ざまぁ、みろ・・・・しん・・じま、え・・」


蹴飛ばされ床に倒れこんだのは一番最初に倒したはずの男。


「くっ・・・貴様・・・」


トンと壁に背を付く。脇腹に残ったままのナイフをチラリと見て、それが最初に投げつけた自身のものだと気がつき軽く舌打ちをした。






『だからお前は詰が甘いと言うんだ』





聞きなれた誰かの声が聞こえたような気がした。















「はっ・・・・くっ・・・」


息をするのも苦しくて、どくどくと流れる血の生暖かさを感じながら、フェイトは壁に凭れて立っていた。倒れてもおかしくないこの状況で、それでも立っていられたのは、なのはの元に帰るんだと言うただ1つの強い想いがあった故の事。幸い男はそれ以上フェイトに何かを仕掛けるつもりはなかったらしく、大人しく床に倒れこんでいた。



「・・な、のは・・・これ、から・・・か・・るよ」


震える足で地を踏みしめて、霞み始めた視界のその先に微かにに見えたドアに手をかける。ゆっくりと開かれた扉のその先に見えたのは、眩しい程の太陽と・・・・



「シグナム・・・・」



組織の幹部の1人、烈火の将などと言うふざけた二つ名を持つ八神はやての腹心、シグナムと、


「随分とやられたものだな」


強い意志の元、自身の主以外には決して頭を垂れる事を是としないこの組織の最高にして最強の幹部、アインスの姿だった。





















「くっ」
「ほう、まだやる気か?」
「あなたがここを通してくれなければ、そうなるでしょうね」
「勝てると思っているのか?」
「私は負ける訳にはいかないんです」


静かにナイフに手を添える


「それを抜けは死ぬぞ、テスタロッサ」
「死にません。約束したんです。必ず戻るって、なのはと」
「高町なのは、か・・・ふっ」
「何かおかしいですか?」
「つくづく詰が甘い奴だ」
「・・何を」
「組織がむざむざあいつを手放すとでも?」
「なっ!」
「向こうには誰が行った?アインス」
「ヴィータと・・・シャマル、だったか」


その言葉を聞いて私は一気に頭に血が上った。脇腹に刺さったままだったナイフを引き抜こうとその手に力を込める。けれど、そんな私の行動より早く、シグナムが動いた。ナイフに掛かっていた手は撥ね退けられ足を払われた。バランスを崩した私は背後を取られその首にはシグナムの腕がまきついた。


「右腕も中の連中にやられたのか?」


目の前に立ったアインスが静かに口を開く。それには答えずに黙っていると更に後ろから首を絞められた。


「がッ!・・・あま、く・・・みる、な・・・誰が、奴らに、なん、て」
「そうか・・・・我が主、か・・・シグナム」
「ああ」
「っ。かっ、は・・・くっ・・・・・ど、う・・して?」



私の言葉を聞いてアインスがシグナムに合図を送る。直後、緩められた腕に私は支えを失って地に倒れそうになった。そんな私の身体を支えてくれたのは目の前に立つアインスだった。どうしてと尋ねる私に、後ろからシグナムが口を開く。


「お前はボスに何と言われた?」
「え?」
「会っていたのだろう?ボスと、我らが主に」
「・・・生きてここを出られたら自由にしていいと・・・」
「そうか・・・ならお前は既に目的を果たしている」
「けど・・」
「我らに会う前に、お前は屋敷を出てきたではないか、フェイト」
「なら・・・どうして」
「すまんな。将が、シグナムが除け者にされていじけていたもので、ちょっとな」
「な!だ、誰が、除け者だ!それにいじけてなどおらん!!」


慌てるシグナムを見てくすくすと笑みを零すアインス。こうしていると、昔を思い出す。まだはやてがボスの側近として付いていなかったころ。右も左も分らぬフェイトを囲み、みんなで笑って過ごした日々の事を。


「・・お前の覚悟が見たかった」
「え?」


ポツリとシグナムが呟いた。


「命を諦めて死ぬ事は容易い」
「アインス・・・」
「だが、それは単なる逃げだ。フェイト」
「・・・・・」
「お前は、逃げるな。守りたいものがあるのなら尚更だ。その身を盾にして大切な者を守るのなら、同じように自分の命も守れ。生きる事を決して諦めてはいけない」
「その覚悟が、お前にあるか?フェイト」
「あ、る・・・・私は、決めた、から・・・。なのはを守ると。きめ、たんだ・・・」


意識が次第に遠くなっていく。もう既に右腕の感覚はない。自分の足が地についているのかどうかさえ分らなかった。落ちていく意識の中で最後にフェイトが聞いた二人の願い。


「出来るなら、フェイト・・・何故この場に我らがいなかったのか。その意味を忘れないでいてはくれないか」


この言葉を聞いたのを最後にフェイトの意識は暗闇の中に沈んだ。


















「気を、失ったか」
「ああ」
「少しは気が済んだか?将よ」
「本当は一発殴ってやるつもりだったがな」
「我が主に先をこされた、か?」
「そうなるな」
「・・・・少し時間を取りすぎた。急ごう」
「ああ」


フェイトを抱えたアインスがシグナムを促すと、近くに控えていた車が二人の横に並んだ。流れるような動きのそれは2人とフェイトを乗せて音もなくその場から立ち去っていった。
























カチコチと時計の音だけははっきりと聞こえるのにさっきから5分と進まない時間になのはの我慢は限界を迎えようとしていた。



(フェイトちゃんが何ていっても、1人でなんて行かせるんじゃなかった)


後悔だけが後から後からわきあがってくる。このままで良いのだと、フェイトがいればそれだけで幸せだからと自分の本当の気持ちをそんな言葉に隠してしまった事を今更ながらに悔いていた。あの時、寝たふりをして送り出すのではなく、自分も一緒にとなぜ言えなかったのか。確かにフェイトは頑なだった。自分一人でかたをつけるといった時、素直に2人の問題だから一緒に行こうとなぜ言えなかったのか。共に行ったとして、自分が何の役にも立たない事は理解している。けれど、自分の目の届かない所でフェイト一人が倒れてしまったら・・・・。


(だめだ。もう待てない)


なのはがソファーから立ちあがったその時、来客を知らせるインターホンが部屋に鳴り響いた。


















モニター越しに見えたのは、シャマルの姿だけ。けれど今、開錠して彼女を招きいれ玄関を開けたなのはの視線の先にいたのは






「フェイトちゃん・・・・」



傷だらけになったフェイトを抱えたアインスとシグナム、そしてヴィータらはやてを主とする者達だった。











外で待ってるというヴィータを残してなのはは皆を部屋の中へと促した。それからアインスの腕の中で眠っているフェイトを抱きしめてその身体の温かさを確認して嬉しさに涙した。ここに来る前に既に怪我の処置は全部済まされていた為、なのはがフェイトに今しなければならない事は何もなかった。

寝室にフェイトを寝かせ、シャマルがその腕に点滴の処置をする。命の危険はないけれど、麻酔が切れれば痛みに苦しむだろうし、もしかしたら高熱を出すかもしれないという事で、鎮痛剤と抗生剤を渡された。点滴の交換と数日の怪我の消毒にはシャマルがここに来て対処するからと言われてなのははお願いしますと深々と頭を下げた。


そのままずっとフェイトの傍についていたかったけれど、話しておく事があるからと言うアインスの言葉に一旦その場をシャマルに預けてなのははリビングへと戻った。



「なのは」
「はい」
「傷の事についてはシャマルに聞いたか?」
「少しだけ」
「そうか・・・・怪我の大半は手下供とやりあった時のモノだ。だが右腕は」
「はやてちゃん、ですね」
「なぜそう思う?」
「フェイトちゃんがあなた達以外に傷を負わされる筈なんてないもの。さっきシャマルさんに言われたんです。今日あの場にいたのははやてちゃんだけだったって」
「そうか」
「フェイトちゃんは相手がはやてちゃんだから、黙ってそれを受け入れた・・・。はやてちゃんはボスの命令だからフェイトちゃんの腕を、折った」
「恨んでいるか?」
「恨む?」
「主はやてが、フェイトを傷つけなければ、フェイトはここまで傷を負う事はなかったかもしれん」


アインスの言葉になのはは微笑みを返す事でそれに答えた。自分は誰の事も恨んではいないのだと。何よりフェイトが生きて自分の下に戻ってきた事の方が何倍も嬉しいのだからと。なのはの言葉を聞いて小さくそうかと返したアインスはシグナムに視線を向けた。


「これを」
「何ですか?」
「主はやてから預かってきた」
「はやてちゃんから?・・・・・これ・・・・」


渡されたのは1通の書類。それは、このマンションの権利書だった。名義人は


「私?どうして・・・・」
「フェイトとの事をボスが知った直後、ボスの手によって書き換えられていたらしい」
「そんな」
「いずれこんな日が来るかもしれないと分かっていたのだろうな」
「そんな・・・・」
「これをどう扱おうとそれはお前の自由だ。もう誰もお前達に手出しはしないし、させはしない」
「シグナムさん」
「高町」
「はい」
「ありがとう」
「え?」
「主はやてを恨んではいないと言ってくれた」
「・・・シグナムさん」


シグナムの言葉を最後にして2人は部屋を後にした。程なくして寝室になのはが戻ったのを見て、明日また来るからとシャマルも帰っていった。



眠るフェイトの傍らにそっと腰を下ろす。麻酔が切れ掛かっているのか先ほどよりも表情が少しだけ厳しくなっているように見える。額に滲む汗をそっと拭き取ってその顔を覗き込んだ。


「ねぇ、フェイトちゃん」


やさしくフェイトに声をかけるなのは。


「話したい事があるの。だからね、」


早く目を覚まして・・・・フェイトちゃん・・・・・。














あの騒動の後、私が意識を取り戻したのは2日も経過した後の事だった。なのはに言わせるとその前から何度か目を開けていたらしいのだけれど、怪我の痛みと、それに伴った熱とでずっと魘されていたらしい。私はといえば何だか酷い夢を見ていたような感覚だけしか残っていなくて、それをなのはに言ったら案外フェイトちゃんって鈍感なのかもね、なんて呆れられた。


それから怪我の治療をしてくれたシャマルに会った。当分の間はベッドから出ないように言いつけられて、それをなぜだか嬉しそうに聞いていたなのはにはちょっとだけ恨み言を言ってみたりした。


折れた右腕はギプスでがっちりと固定されてたし、刺された脇腹も時々痛みはしたけれど、ちゃんと閉じているから大丈夫よ、と軽い口調で教えられた。ただし、無茶な動きをして開いた傷口の治療は高額な医療費を請求するから覚悟しておいてね?と綺麗な笑顔で脅された。


そうやって落ち着きを取り戻した頃、なのはに全てを打ち明けられた。


マンションの名義が随分前にボスのモノからなのはへと変わっていた事。あの日、屋敷にアインス達がいなかった本当の理由。ボスの想い。はやての想い。そして自分達が愛され、生かされていたのだという事を。


「あのねフェイトちゃん」
「ん?」
「私、この街でやり直したいの」
「なのは」
「この街で新しく始めたいの」
「・・・うん、そうだね」
「いいの?」
「もちろんだよ。ここで今度はちゃんと自分達の手で始めよう。そして見届けてもらうんだ」


何も知らなかった私達はもういない。守られていただけの私達ももういない。なのはと2人、自分の足でしっかりと地を踏みしめて。何も言わずに手を離してくれた人たちに、私達は大丈夫だと、2人で幸せでいるからといつか伝えられたらいいなと思う。



「私ね、フェイトちゃん」
「なに?」
「やってみたい事があったんだ」
「へぇ、どんな事?・・・」



初めて話す2人の未来の話。歩き出したばかりで全然頼りないけれど、それでも2人が一緒ならどんな事でも出来る気がしていた。















あとがきという名の反省会。

おまけまで書こうとして流石にそれはやめたwww。

今回初めてアインスを登場させてみました。
ぶっちゃけた話をすると、身長がね、欲しかったんだww

フェイトと対峙するシーン。見た目あそこにヴィータ
じゃない感じがしてね(;^ω^)。んでザッフィーもちと
違う。誰にしようかなぁって思って、アインスがいるじゃん
って思った次第。

イメージがちがかったら、ごめんなさい。


でも、ここまで読んでくださって(人∀`*)アリガトゴジャイマス(*´∀人)











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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル パラレル
  2. | comment:0
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