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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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私だけのものだから・・・ :: 2011/02/22(Tue)

いつもたくさんの拍手をありがとうございます。
ものすっごく、励みになるし嬉しいです。


パラレルはちょっと切なくなります。
なので、それ以外で浮んだやつを少々(笑)


お付き合いいただける方は続きからどうぞ




無理をして、無茶をして不眠不休で犯人を追いかけてやっと逮捕した。そんな皆の努力を上官である執務官は労いの言葉ひとつかけるでもなく、その部屋には不釣合いな程の立派な椅子に深々と腰掛け、背もたれにその身を預け、報告が終わったらさっさと戻れと冷たく言い放つ。



自分は兎も角、直属の部下達にも一切の労いの言葉はなく、おそらく今回の逮捕もこの執務官は自身の采配の賜物と大きく発表するのであろう。さも自慢げに厭らしい笑みを浮かべる様が容易に想像できてしまう辺り底が知れている。



こんな所には1秒も長くはいたくないと、用件をさっさと済ませた後、軽く一礼して執務官室をでた。ほぅとついた自身の溜息の大きさに疲労の度合いが見て取れて苦笑い。



心配して待っていてくれた補佐官にやっと終わったねと一言呟く。事務処理は明日に回して、とりあえず今日は帰って身体を休めようと捜査に当たったみんなに告げた。



フェイトさんもちゃんと帰って下さいねと補佐官であるシャーリーに釘をさされ、わかりましたと苦笑する。明日の段取りを少しだけ付けて、長くここに居ればまた無理をしてと言われそうなので、出来るだけ急いで荷物をまとめる。油断すれば崩れ落ちてしまいそうになる膝に叱咤してあと少しだからと自身を奮い立たせ執務室を出た。





1階まで降りてふと、ホールで立ち話をしているシャーリーを見つけた。その相手は会いたくて堪らなかった愛しの彼女。嬉しさを隠さずその名を呼んだ。



「なのは」



名を呼んだ事で気が緩んだのだろうか。グラリと視界が歪んだ。次いで膝から力が抜け落ちた。まずい、そう思ったけれど身体は傾いでいくばかり。おまけに何故だか意識も遠のいて行く。ああ、また叱られちゃうなぁと何故か暢気に考えながら、じきにやってくるだろう痛みを覚悟した。












ホールでシャーリーを見かけて、思わず呼び止めた。

「シャーリー」
「あっ、なのはさん」
「もしかして、任務完了?」
「はい、もう少ししたらフェイトさんも来ますよ」


そう笑いかけられて、それなら少し待ってようかと思っていたら名前を呼ばれた。声のする方を見てみれば、そこにはフェイトの姿があった。


(あー、やっぱり疲れた顔してる)


つい苦笑をこぼす。フェイトちゃん、そう呼ぼうとしたその時にグラリと彼女の身体が揺れた。


「フェイトちゃん!!」


叫ぶのと同時に走り出した。私の叫びに気が付いたシャーリーも後を追ってくる。フェイトの傾いでくる身体を間一髪で抱きとめてホッと息を付く。後ろから駆け寄ってきたシャーリーもホッと胸を撫で下ろしていた。


きっと彼女だけではないのだろうが、こんなになるまで無理をさせた今回の任務の上官に殺意を覚えた。まぁ、実際にその人物に何か出来るというわけではないけれど、彼女を怒るのは筋違いと考えた上での思考だった。自身の考えに些かバツの悪い思いをしつつ、腕の中にいる彼女の顔を覗き込むと・・・・・
























すーすーすー  



「えっ? ねむって、る?」



2人顔を見合わせて苦笑い。今回は本当にきつかったですからねぇ。とシャーリーが零す。安堵して、それから少し呆れて、彼女の補佐官を呼ぶ。




「シャーリー」
「はい、じゃあ後はお願いしますね」
「うん、ありがとう」

一言彼女の名を呼んだ、ただそれだけで優秀すぎる補佐官は察してくれる。


自分を抱きとめたのが私と分かった安心しきったその寝顔。無防備なそんな表情をみせる彼女の寝顔は私だけのもの。それが例えどれ程信頼をおいた彼女自慢の補佐官にでさえも見せてあげるわけにはいかない。


多分起きることはないだろうけど、出来るだけ静かに、そして愛しむようにフェイトを抱き上げなのははその場を後にした。









限界を遥かに超えて頑張ったフェイトちゃん。どちらかと言うと疲れや辛さを隠してしまうと言うのが結構あるので今回は少しだけ、疲れを表に出してみました。それでもなのはに会うまでは、誰にも気取らせないパターンだったんですけどね。
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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

  1. リリカル 短編
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