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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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これはもしかしたらなのはさんを書く練習をしているのだろうか? :: 2013/03/06(Wed)

今日の設定

1+1=3 です。







■  □  ■  □  ■  □


「実家に帰らせていただきます」
「え?ちょっ、待ってよ、なのは」
「待たない。もう、どうしてそんないい加減な事出来ちゃうのかな!」
「待ってって。ちゃんとあるはずだから。もう一回探せばちゃんと」
「さっきからそればっかり。もう聞き飽きちゃったよ。行こうヴィヴィオ」
「え・・でも」
「いいから。おいで」


躊躇うヴィヴィオの手を少し強引に引きながら、なのはは私に背を向けて出ていってしまった。


「なのはっ!」


駆け寄った私の目の前で無情にもドアが閉まる。


「・・・・実家って・・・・一体どこに帰る気なのさ・・・」


全身から力が抜け私はその場に尻餅をついた。既になのはの両親は他界している。以前住んでいた家はとっくの昔に売却されてしまっていた。だから、なのはが帰れる家なんてここ以外あるはずなんてないというのに・・・・。



「なのは・・・ヴィヴィオ・・・・」



すぐに見つかるはずだと思って簡単に考えていた。だけど家中どこを探してもそれは見つからなくて。大切にしていたものだったのに。どうして私は・・・・。今更後悔してもどうなるというものでもない。なのはの後を追おうにもどうしてもこの足が動いてはくれなかった。


「あんなに怒ったなのは、初めてみた」


どうしていいのか分からなくなった私はその場でただ膝を抱える事しか出来なかった。
































「なのは、ママ・・・・はやい、ょ・・・」
「え?あ、ごめんヴィヴィオ」


手を引いていたヴィヴィオの声にハッと我に返る。後ろを振り向くと顔を真っ赤にさせたヴィヴィオが息を荒くしていた。カッとしてここまで只管歩き続けてきた。小さなヴィヴィオの事を気にする事すらせずに・・・


「ごめんね、ヴィヴィオ。大丈夫?」
「ちょっと、休ませて?」
「もちろん・・・あ、あそこにベンチがあるから」


グルリと辺りを見渡すと、少し離れた所に休憩用のベンチを見つけた。ヴィヴィオを抱き上げてそこまで小走りに移動してベンチに座らせた。ちょっと待っててね、とその場を離れ自動販売機からジュースを一本買って戻る。


「はい、ヴィヴィオ。ゆっくり飲んでね」
「うん・・・・」


ジュースを飲んでやっと笑顔になったヴィヴィオにもう一度ごめんねと私は頭を下げた。そんな事をしていた時だった。背後からすみませんと控えめな声が聞こえた。振り向いた先にいたのは多分高校生くらいの女の子。私には全く見覚えのない女の子だった。


「あの・・・間違っていたらごめんなさい。翠屋の店長さんじゃないですか?」
「え?、あ、はい。そうですけど」
「あ、良かった。一度写真を見せていただいた事があって。自信がなかったんですけど」
「はぁ・・・・。えっと、あなたは?」
「あ、ごめんなさい。私は・・・・」


女の子は近くの女子高に通う生徒だった。ちょうどお店に行く途中に私を見つけて声を掛けてきたらしい。本当は本人にちゃんと会って渡すべきなんだろうけどと前置きをしてその子は持っていた鞄からハンカチを一枚取り出した。


「あ、これ・・・・」


渡されたのはヴィヴィオがフェイトちゃんに誕生日のプレゼントとしてあげたハンカチだった。そしてたった今私が家を飛び出してきた元凶そのものだった。


「どうして、これをあなたが?」


ハンカチと女の子とを視線が行き来する。


「この間フェイトさんに助けて頂きました。その時私ちょっと怪我しちゃって。フェイトさんが、持っていたハンカチで血止めをしてくれたんです。血が付いて汚れてしまったので新しいのを買って返しますって言ったんですけど、大事なものだから、汚れたままでいいから返してほしいって言われて」
「そんな事があったんだ・・・。でもどうしてフェイトちゃん何も言わなかったんだろう・・・」
「あ、それは私が、その・・お願いしました」
「え?」
「えっと・・・その・・・」


話を聞くとどうやらこの子は同級生に、近くの雑貨屋から何でもいいから万引きして来いと強要されていたらしい。断って更にいじめられるのが怖くて言われた通りにそのお店に行ったのだが、店の人に見つかって揉みあいになったのだとか。そこに仲裁に入ってくれたのがフェイトちゃんで、何とかその場を丸く収めてくれたのだと言う。


「学校とか両親とかに知られるのが嫌で誰にも言わないで欲しいとお願いしました」
「それをフェイトちゃんは私にも言わなかったんだ・・・」
「その時色んなお話を聞きました。フェイトさん自身の辛かった思い出も少し話してくれました」
「そう・・・」
「あ、でも半分以上は惚気でしたけど」


私がほんの少し沈んだ声を出してしまったからだろうか。この子は急に笑顔を見せながらそんな事を言い出した。高校生に心配される私ってホントに情けない。あー、でもフェイトちゃんらしいな。ほっとけなかったんだね。もしかしたらどこか自分とこの子を重ねてしまう部分でもあったのかな・・・。

そんな事を考えていた時だった。


「なのはママ」


黙って私達の話を聞いていたヴィヴィオに袖口を引っ張られた。


「ん?どうしたの、ヴィヴィオ」
「帰ろう?」
「え?」
「フェイトママの所に、帰ろう?」


ほんの少しその目に涙が滲んで見えた。


「うん、そうだね。フェイトママの所に帰ろっか」



女の子にありがとうとお礼を言ったら不思議そうな顔をされた。それには構わずに私はヴィヴィオに手を引かれるままに駆け出す。ほんの少し前までささくれ立っていた気持ちはすっかりと治まっていて、むしろ心の中でフェイトちゃんにごめんねと両手を合わせながら来た道を私達の家に向かって駆け出した。










なのはさんが言っていた実家は「ハラオウン家」です(笑)

フェイトさんは黙っていたというよりも、女の子を助けたと言う
事実を忘れていたんです(笑)。ど忘れってやつですね(笑)。
ハンカチも大切なものだから滅多に持ち歩いたりはしてなくて、
でも助けた時はたまたま持ち歩いていたんでしょうね。
返してね?って言ってたのに忘れちゃうフェイトちゃんは
ドジっ子です(笑)





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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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