好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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初めての・・・ :: 2013/03/21(Thu)

何日か前に呟き処でポツリと零したネタをば・・・。

なのはさん17才。フェイトさん5才(笑)。


あと、お心当たりのある、かもしれないあなたへ(笑)。
またドキリとする発言を見つけてアワアワしました(笑)。
ちょっとだけそれ掠ってたから(*ノω<*) アチャー



さぁ、なのは2nd 見るよ!!!!!!!!!!!!!!!!!







■  □  ■  □  ■  □


「あら嫌だ、あの子ったら」


キッチンでポツリと呟かれたそんな言葉が、リビングで子供向け番組を見ていた高町家の小さな同居人の耳に届いた。パタパタと足音を立てながらその言葉を発した張本人、高町桃子の元に駆け寄った小さな同居人は彼女を見上げどうしたの?と小首を傾げながら問いかけた。


「あら、フェイトちゃん。ごめんなさいね?テレビの邪魔しちゃったかしら」
「ううん、平気。桃子おかあさん、どうしたの?なのは、なにかしちゃったの?」

フェイトちゃんと呼ばれたこの子、訳あって数か月前からここ高町家で暮らす5歳の少女。さらさらの金髪をツインテールにするのがお気に入りで、高町家の次女、大好きななのはに髪を結ってもらうのが何よりの楽しみ。ちなみに長女は現在一人暮らしをしているため、母桃子が「あの子」と呼ぶのはなのはの事と小さいながらもちゃんと理解していた。


「え?あぁ・・それがね」


苦笑を零しながらこれがねぇ・・・と、桃子が指さしたのはピンクのハンカチに包まれた小さな塊。これなぁに?テーブルに両手をひっかけ一生懸命背伸びしながらフェイトが尋ねると桃子はなのはのお弁当と答えを返してくれた。


「お弁当、忘れて行っちゃったの?」
「そうみたいね・・・あの子今日はお昼抜きかしらねぇ」
「なのは、ご飯、食べられないの?」


大変だ!小さなモミジの葉っぱみたいな両手を口元にあて大変だよ、桃子お母さんと訴えるフェイトに、でも私、これからお店に出なきゃいけないから届けられないのよね、とこちらは忘れて行ったなのはが悪いんだから仕方ないとバッサリ。そんな桃子にフェイトは決意のまなざしを向けながらじゃあ私が行く!と大きな声を出していた。















「行ってきます、桃子おかあさん」
「ねぇ、フェイトちゃん、本当に大丈夫?」
「うん。平気」
「道、分かるの?」
「なのはと何回もお散歩したよ?」


おっきい木の下を通って、角の所で止まったら、どんぐりころころでワンちゃんのおウチが見えるから・・・・。


一生懸命なのはの通う高校までの道順を説明するフェイト。じっとそれを聞いていた桃子は、この調子なら大丈夫ねとその背中を見送るまでは10分程。なのは達の足で15分程の道のりは、多分フェイトの足ならその2~3倍。幸い通学路として整備された歩道だけを進めばいいだけなので、学校に到着するのは12時を少し回った頃だろうと計算して、じゃあ気を付けて行ってきてねと笑顔でフェイトを送り出した。


「なのはにメールを入れておこうかしらね」


足取り軽く進むフェイトの背中を見つめながら桃子はそう一人ごちた。


















「行ってきます」


元気にそう桃子に告げてなのはのお弁当をリュックに入れて背負ったフェイトは、いつものなのはとの散歩コースを黙々と歩いていた。


「おっきな木がいっぱいあって・・・」


歩道の端を目印の木を確認しながら歩く。暫く歩くと曲がり角にぶつかるので、そこを右に。そこからどんぐりコロコロと歌い始めてすぐにワンちゃんのおウチが見えて・・・・・


「あれ?・・・ない」


ホンの少し前には確かにあった犬小屋。小さなフェイトの身長と同じくらいのそれは、主が居なくなってしまった古い犬小屋だった。この犬小屋を目印に少し歩いて、そこから左の方に見えるのがなのはの学校だったのだ。


この間なのはと一緒に散歩した時には確かにあったはずのこの犬小屋は、昨日古くなってしまったからと家人に撤去されてなくなっていたのをフェイトは知らなかった。


「えっと、どうしよう・・・どっちだっけ」


決して建物を見失うような場所ではない。むしろフェイトの目指す学校はもう目の前だ。けれど、まだ5歳の少女はその事に気が付けず曲がるべき道を直進してしまっていた。










一方、その頃のなのはは・・・・・













「失敗したぁ」
「どうしたの?」
「お弁当忘れた」
「マジか?」
「購買は?なのはちゃん」
「この時間じゃ、多分無理・・・・」


午前の授業も終わって迎えるのはお昼休み。なのは達も教室を抜け出てお昼にしようかと話しているその時になってようやくお弁当を忘れたことに気が付くなのは。購買は?と言うすずかの言葉に昼を10分も回っているこんな時間じゃもう無理だよとガクリと肩を落とす。それでも念の為にとやって来ては見たものの、そこにあったのは空になったトレーの山だけだった。








「しゃあないなぁ」
「バカよね」
「ぅぅぅ・・・」


親友たちの辛辣な言葉になのはは返す言葉もなく。仕方ないから分けたるわ、と言うはやての言葉にありがとうと返事を返した時だった。


「ねぇ、なのは・・・」
「ん?」
「あそこ」
「え?」
「あれ、アンタんとこで預かってる子じゃなかったっけ?確かふぇ」
「フェイトちゃん!!」


アリサの言葉に中庭に視線を向けると、そこにいたのは保健医シャマルに手を引かれたフェイトの姿。思わず叫んだなのはの声に気が付いたフェイトは、目に一杯の涙を浮かべながらなのは!と一言叫ぶとシャマルと繋いでいた手を放して大好きななのはに向かって駆け出していた。



「なのはなのはなのはなのは」


文字通りなのはの胸に飛び込むと、安心したのか大声で泣き出すフェイト。そんなフェイトの背中をさすりながら、一体どうしてここに?と言うなのはの問いかけにフェイトはしゃくり上げながらただ一言、お弁当と呟いたのだった。


























「たまご焼きとね、ウィンナーが入ってるんだって」
「そっか、じゃあ一緒に食べようね、フェイトちゃん」
「うん」


一頻り泣いてやっと落ち着いたフェイトは、自分が何故ここまでやって来たのかをちゃんとなのはに伝えた。それは、なのはがポケットに入れっぱなしだった携帯に入っていたメールにやっと気が付いて事情を呑み込んだ直後の事だった。


犬小屋が無かったんですって。そう言葉を足してくれたのはたまたま研修で午前中、学校を留守にしていた保健医のシャマル。学校の裏門近くで心細げに歩いていたフェイトを迷子だと思って声を掛けたらしい。その時は気丈にも涙を見せずになのはの名前を伝えたのだそうだ。


「頑張ったね、フェイトちゃん」
「なのは、嬉しい?」
「もちろん。凄く嬉しいよ」


そんな会話を続けながらなのはとフェイトは、一つのお弁当を2人で分け合って食べたのだった。













「フェイトちゃん?」
「ん・・・・・・」
「眠くなっちゃった?」
「ぅぅん・・・・・」

食事を終え、ふと気が付くと隣に座っていたフェイトがユラユラと船を漕いでいた。眠い?と聞くと眠くないと答えるものの、その瞼はもう閉じかけていてほんのちょっと肩を引き寄せるとあっけなくなのはの胸に身体ごと倒れてきた。



「大冒険やったもんな」
「そうだね」
「保健室で寝かせたら?」
「大丈夫かな」
「シャマル先生なら平気でしょ」
「だよね・・・じゃあ、ちょっと行ってくるね」


そう親友たちに声を掛けてなのははフェイトを起こしてしまわないようにゆっくりと歩き出した。なのはの腕に抱かれて気持ちよさそうに眠るフェイトの寝顔は心なしか微笑んでいるように見えた。













フェイトちゃんが眠くなる前、こんな会話がありました。


F「なのは、もうお弁当わすれたらだめだよ?」
N「はい、気をつけます・・・でも忘れたらまたフェイトちゃんが届けてくれるでしょ?」
F「しかたないなぁ・・・」
H「なんや、ふぇいとちゃん。なのはちゃんのお嫁さんみたいやなぁ」
F「およめさんって?」
N「お母さんみたいな人の事かな・・・」
F(お父さんのお世話を楽しそうにする桃子を思い出して)
F「いいよ?」
N「え?」
F「なのはのおよめさんになってあげてもいいよ?」
H「やったやん、なのはちゃん。これで将来安心や」
N「えっと・・・よろしく、ぉねがぃし、ます?」







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