好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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イヤホン奪い取り、か~ら~の・・・ :: 2013/03/25(Mon)

本当は昨日の内に今日のこの分までいきたかったんですが
間に合わなかったというね(汗)

呟き処でポツリと零したのがキッカケ。
それを拾ってくれた方がいらっしゃいまして
それもまたいいのですよ!奥さん!!!。

妄想って無限だね(キリッ)


イヤホン奪いかーらーのー

壁ドンギュッ・・・もどき(笑)


では続きから(笑)







■  □  ■  □  ■  □


電車が発車するベルの音を聞いて慌てた。


「え?ちょっ!待って、降ります!!ほら、フェイトちゃん行くよ!」


隣に座ったまま俯いて降りようとしないフェイトちゃんの手を取って閉まりかけのドアに飛び込んだ。間一髪で無事に(駅員さんには物凄く怒られたけど)ホームに降り立ってホッと胸を撫で下ろす。


「ギリギリだったね、フェイトちゃん・・・フェイトちゃん?」


耳に届く曲調の心地よさに私は睡魔に襲われて、つい居眠りしてしまった。まぁ、どうせ同じ駅で降りるんだし、間近になればフェイトちゃんが起こしてくれるんじゃないかな、なんて思いもあって油断してた。まさかフェイトちゃんも一緒になって眠っちゃってたなんて。運よく目が覚めたからこうして乗り過ごさずに済んだけど、これからはもうちょっと気を付けないといけないなぁ・・・なんてそんな事を考えながらフェイトちゃんを見ると、相変わらず下を向いたままで。どうかした?そういって覗き込んだフェイトちゃんの顔が何故か赤くなっていたものだから



「にゃは、フェイトちゃん顔真っ赤だよ?・・・・・ぇ」



可愛い、とつい声に出してしまった。その声で、ずっと繋いだままになっていた手を振りほどいたフェイトちゃんはほっといて下さいと足早にそこから立ち去ってしまった。





数日前、同じマンションに住む女子高生のフェイトちゃんから告白された。随分小さかった頃から彼女を知っていて、可愛らしい少女が綺麗な女性へと変化していくのをずっと見ていたから、告白された時は素直に嬉しいって思ったんだ。だけど同時に困っちゃったなぁって言う感情も確かにあって。成人してる私はともかく、フェイトちゃんはまだ思春期真っ只中の高校生。好きですって言ってくれた言葉も単なる憧れからの一言なんじゃないかなって思っちゃったらすぐに答えを出すことなんて出来なくて。


ううん、そうじゃない、私は・・・逃げたんだ。「ごめんね」とは言いたくなかったし、かと言って「私も好きだよ」なんて言葉も軽々しく口には出来なかったから。フェイトちゃんの想いと私の想いに違いがあったとしても、答えを出さなかったらきっとこのままの関係でいられるんじゃないかって、そんなずるい事を考えていたから。






あの日以来の再会に正直私は浮かれていた。少なくともこの子は私に好意を持ってくれている。それはもしかしたら恋愛に通じるものかもしれないんだ、なんて。この時の私は会えた事に浮足立っていてフェイトちゃんがどんな気持ちかなんて考えなかった。



振り払われた手がジンジンと痛かった。ほっといて下さいって言った時のフェイトちゃんの顔は確かに真っ赤だったのに、去り際、その瞳からは今にも溢れ出してしまいそうな涙が見えて、もしかしたら、これはこのままフェイトちゃんの胸の痛みなんじゃないかって考えたら、このままじゃいけないって思った。


「追いかけなきゃ・・・」


ちゃんとフェイトちゃんに言わなきゃ。もし私のした軽はずみな行為にあの子が傷ついているのなら、ちゃんと謝って、そして・・・・・



ーそして、どうするの?


好きだと告げるのか?それとも・・・・。















フェイトちゃんに追いついたのはもうマンションが目の前に見える位の場所だった。



「フェイトちゃん!待って」
「・・・・・」


追いついた勢いでその手をとってフェイトちゃんの歩みを止めた。


「はぁはぁ・・・やっと追いついた。フェイトちゃん歩くの早すぎだよ」
「・・・・・・んで?」
「え?・・きゃっ」


追いつけないかと思っちゃったよ、そう言って笑うと、くぐもった声でフェイトちゃんが何かを口にした。よく聞き取れなくて問い返すと私が掴んでいる手とは反対の手で、今度は逆に私の手を掴まれてそのままマンション脇の小道まで連れてこられた。


「なんで!」
「っ」


フェイトちゃんの大きな声の後にドンッと背中を壁にぶつけた。掴まれた手を壁に縫い付けられて私はフェイトちゃんに抑え込まれた事に気づく。ダンッと勢いよく顔のすぐ傍にフェイトちゃんのもう片方の手が打ちつけられてハッと息を飲んだ。


「・・・どうして・・・追いかけて来たんですか?」
「え?どうしてって・・・」
「可笑しかったですか?」
「フェイトちゃん?何言って」
「なのはさんに会って狼狽えてる私は滑稽でしたか?」
「何言ってるの?!ふぇ」
「私は!!」

叫びにも似た声を聞いて、すぐにでもそれを否定したかったのに出来なかった。さっきまで冷たいコンクリートしか感じることのなかった背中が、今度は温かい腕に包まれていたから。


私は、フェイトちゃんに抱きしめられていた。



「私は、それでもなのはさんが好きです」


消え入りそうな声だった。背中に回されている腕が震えているのが分かる。多分、今ならこの腕を振りほどく事ができるんだろう。だけど、そんな事、私には出来なかった。震える声でそれでも私が好きなんだと言う声が漏れる度、少しでもその気持ちを疑った自分を殴ってしまいたくなって、同時に無闇に傷つけてしまったフェイトちゃんにとても申し訳がなくて、


「ごめんね、フェイトちゃん」


心からの謝罪を口にした。だけど・・・・。


「・・・・いいんです、わかってましたから」
「え?」


そう言って背中に回されていた腕が私から離れ、一歩後ろに下がったフェイトちゃんの顔は酷く苦しそうで、それを見て、たった今私が口にした謝罪の言葉が失言だった事に気が付いた。


「もう、なのはさんには近づきませんから安心してください」
「あ、違うの、フェイトちゃん!」
「本当にごめんなさい」
「ちょっと、待って」
「さよなら・・・」
「あぁ、もう!違うんだってば!」


言いながら一歩また一歩と後退するフェイトちゃん。違うんだと否定しても首を振るだけでちっとも聞いてくれなくて、業を煮やした私は違うんだと叫びながら離れるフェイトちゃんの腕を強引に取ってその身体を引き寄せた。




ドンッ!!



勢いで強かに背中を壁に打ち付けた。


「っぅ」


走る痛みを無視して、私から離れようとするフェイトちゃんをきつく腕の中に閉じ込めた。驚いて勢いよく上げた顔を若干強引に私の鎖骨辺りに抱え込むようにしてその手に力を込める。どうして?と問うくぐもった声が胸元から聞こえたけれど、それは聞こえなかったふりをして私は一度深く息を吸った。



「あのね、フェイトちゃん」
「・・・・・」


私の問いかけにフェイトちゃんからの返事はない。けれど私の腕をふり払ってしまおうともしなかったので、構わず話を続けた。


「さっきのは、別にフェイトちゃんの告白を断る為の言葉じゃないんだよ?」
「・・・・」
「フェイトちゃんの気持ち、ちょっと疑っちゃったから」
「え?」
「だから、ごめんなさい・・・なんだよ?」
「・・・・え?」


頭を抱えていた腕を離すと戸惑った表情をしているフェイトちゃんと目があった。近すぎる距離にまた顔を赤らめて、壁に手をついて私から離れようとするから、そう出来ないようにフェイトちゃんの背中に回した腕にギュッと力を込めた。


「ちゃんと返事するから」
「え?」
「この間の」
「え・・・っと・・・」
「え、ばっかりだね」
「え?」
「ほら、また」


体勢のせいなのか何なのか、随分と落ち着かないフェイトちゃんについ笑みが漏れる。お蔭で緊張のせいで張っていた肩の力が抜けた。


「私ね、嬉しかったんだ」
「・・・・・」
「だけど、それって一時的なものなんじゃないかなって思ったらすぐに答える事が出来なくて」
「そんな事ない!!」
「うん、そうだったね・・・」
「・・・」
「私、フェイトちゃんよりずっと年上なんだけど・・・・」
「知ってます」
「それでもいいの?」
「なのはさんじゃなきゃ嫌です」
「ありがとう・・・フェイトちゃん」
「はい」
「・・・私と、お付き合いしてくれますか?」



少し遅くなったけれど、これが私がフェイトちゃんに伝えたかった事。まだ間に合うかな。そう耳元で囁いたらずっと壁に置かれたままだった手が遠慮がちに私の背に回ってきた。


「・・・抱きしめても、いいですか?」

肩口に額を押し付けるようにしたままそう口にするフェイトちゃんに、いいよと短く返事をする。気が付けばフェイトちゃんの肩が小刻みに震えていて、泣いているようだった。











お粗末さまでした!!!!


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テーマ:魔法少女リリカルなのは - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 小ネタ
  2. | comment:1
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  1. 2013/03/25(Mon) 23:40:27 |
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