好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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再びのリハビリ・・・ :: 2013/05/08(Wed)




年の差多分10歳くらい。
フェイトさんは母親の死後、成人までの間を
後見人と一緒に生活、20歳を迎えた所で
遺産をすべて相続。そのお金で小さな
お花屋さんを開きます(まぁ趣味の延長みたいな)

ご近所のなのはさんとは仲良しさんでした。
それが年を重ねるごとに・・・・・
どうなって行ったんでしょうねwww。
って言ってもそういうお話ではないんですが←






■  □  ■  □  ■


「ふぇ~いっとちゃ~ん」


どしん!


勢いよく私の名前を呼びながら背中に飛びついて来た一人の少女。


「わっ!・・・こーら、なのは。急に飛びついてきたら危ないよって何度も言ってるでしょう?」


名前を高町なのはと言う。私が経営する花屋の近所に住む小学生だ。


「だって、フェイトちゃんと会うの久しぶりなんだもん」
「それにしても、だよ。今はただ草むしりしてただけだからいいけど、はさみを使ってたりしたら危ないでしょう?」
「ぁ・・・・そう、だよね・・・ごめんなさい」


私の言葉に素直に謝るなのは。しゅんと項垂れてしまって、さっきまでの弾けるような笑顔がなくなってしまった。


「ん・・・で、今日はどうしたの?学校に行く・・にはまだちょっと早いよね?・・・」


と、まぁ一応叱ってはみるけれど、本当の所はそれ程怒っているわけでは無い。なのはだって、私が花壇の草むしりをしているだけだと言うのを知っていて飛びついて来たんだろうし。その上で、私の注意をちゃんと受け入れて反省もしてる。そういう素直な所がみんなから好かれる要因の一つなんだよね、と改めて思ってみたり。

まぁ、何より。この可愛らしい女の子にこんな風に慕ってもらえてるって事が、身寄りのなくなった私にとって嬉しい事この上ないのだから。

ポンポンと頭に軽く手を乗せながら、そんな話題を変えるべくなのはに声を掛けると、待ってましたと言わんばかりにパッと顔を上げ、あのね!といつもの元気で明るい声が返ってきた。

その表情のあまりの変わり様につい、なのはに気が付かれないように笑みを零していたのは内緒だ。


「あのね!今日の占い、見た?!」
「占い?・・・朝の番組のだっけ?」
「そう、それ!」
「あー、そういえば今日は見ないで出てきちゃったなぁ」


なのはの言う占いとは、月曜から金曜まで放送されている朝の情報番組の1コーナー。今日の占い、とか言う星座占いの事だ。基本私は占いなんて言うものをいちいち気にする性質ではない。そんなのに振り回されていたらキリがないからね。占いの種類によって運勢が良かったり、悪かったり。全体運から始まって金運、恋愛運。挙句ラッキーアイテムが「赤いクレヨン!」とか言われたって全く意味が分からない。


「だめだなぁ、ちゃんと今日の運勢はみておかないと」
「はは、今日はいつもより早くお店に出ちゃったからね。で、それがどうかした?」
「うーん・・・それがね・・・」


まぁ、私が興味がないだけでそれを全否定するつもりは毛頭ない。こんな風になのははそれを毎日欠かさず見ては一喜一憂しているのだから。きっと世間の子供たちもなのはと同じ様にそれを楽しみに見ているんだろう。そんななのはから続けられるだろう言葉を楽しみに待つ私に対して、どうにもなのはの方は歯切れが悪い。これはもしかしたらなのはの今日の運勢はあまりよくないのかもしれない。


「あのね、なのは」
「フェイトちゃんの今日の運勢最下位だったの」
「へ?・・・・あ、何だ、私の事か・・・」


なのはを元気づけようとした言葉は、それに続くなのはの言葉にあっさりとお役御免となってしまった。でも、何だそれなら・・・


「別になのはが気にする事ないのに」
「だって・・・。あ、でもね安心していいよ!」
「そう?」


眉間に皺を寄せながら最下位だったと口にしたかと思ったら、今度は何かいい事でもあったのか満面の笑みで。


「ラッキーアイテムがあってね!」
「うん」
「赤いランドセル!」
「は?」
「ら・ん・ど・せ・る!」
「いや、それは・・わかるけど」


これはまた意味不明なラッキーアイテムだなぁ、なんて呆れていたら、続くなのはの言葉に私はつい吹き出してしまった。


「だから、今日はフェイトちゃんはずっと私と一緒にいたらいいよ!!」


だってほら!そう言って背をこちらへ向けたそこには、確かに「赤いランドセル」があった。







































「なんて事、あったよね。なのは」
「し、知らないよ!そんな昔の話」
「そう?ふふふ」


お店の奥の一角。数年前に改築して小さな喫茶コーナーを設けたその場所になのはと2人で並んで座っていた。目の前にはなのはのご両親の経営している喫茶店からのコーヒーとケーキのセット。そして・・・


「あー、もう!!行くの?行かないの?」
「ごめんごめん。もちろん行くよ。折角のなのはからのお誘いだからね」
「べ、別にムリに付き合ってくれなくても」
「ん?いいの?だって、今日のラッキーアイテムは映画館なんでしょう?・・・って言うか、素直に映画に行きたいって言えばいいのに」


テーブルの上に2枚並べて置いてある映画のチケットをトンっと指で一度弾く。


「ばっ!だから違うってば。これははやてちゃんが」
「チケット余ったって、くれたんだよね?で、たまたま今日の運勢最悪の私のラッキーアイテムがちょうど映画館なんだよね?」
「ぅっ・・・・だ、だから・・・・もう・・・・フェイトちゃんのばかっ」
「はは、なのは可愛い、ぃたっ。あはははははは」


そんな昔話を恥ずかしがるなのはももう大学生。思わず本音を口にしたら頭に拳骨を一つ貰ってしまった。可愛らしくてとても素直だった少女は年齢を重ねるにつれて、とても綺麗に、そして何故か私には素直じゃなくなっていって。まぁ、理由は色々あるんだけど、それはまた別の話だから・・・。


さてと、冗談もほどほどにしておかないと、目の前のお姫様のご機嫌を損ねたら折角のデートが台無しだね。


「なのは」
「・・・ん?」
「これ、どんな映画?」
「・・・あのね・・・」


テーブルの上からチケットを2人分手にして、それをバックにしまう。それからなのはに手を差し出すと「えー!恥ずかしいからやだ!」なんてそんな声が上がる。「運勢最悪の私に救いの手はないの?」なんて冗談を言いながらめげずに手を差し出すと、今度は仕方ないなぁって言いながらもぎゅっと手をつないでくれた。たったそれだけの事が嬉しくて、この上もなく幸せで。


果たして本当に効果があるのかどうかもわからないラッキーアイテムの存在にこんな時だけは感謝したくなる私は、現金なんだろうなぁ・・・・・













2人の関係が何なのか?・・・・は皆さんが妄想しちゃって
くださいなww。

って言っても、あれしかないけどねwwwww




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  2. | comment:0
<<書こうと思ったんだよ!ホントだよ! | top | お返事に参上!!!>>


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