好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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ラブレターの日でいく予定だったんだけど(汗) :: 2013/05/23(Thu)

30代なのふぇいで、結局「キスの日」がお題みたいになっちゃったwww


短めの小ネタですよ







□  ■  □  ■  □


《キスの日》


手帳のその文字を思わず食い入るように見てしまった。しかもご丁寧に赤の蛍光ペンでわざわざ目を引くように線を引いている。


そう言えば、今月の大雑把な予定を書き込む時に、たまたま目にしたカレンダーにそんな事が書いてあって、何て言うか、期待半分、単なる話題半分でこれを書き込んでいた事を思い出した。


まぁ別に、キスに取り立てて甘い何かを期待するほど自分達は初心ではない。ファーストキスはレモンの味、なんて言ってた時代は遥か過去の話だ。もっともそれが今の時代にも通じる言葉かと言えば甚だ自信はないけれど。それでもこうして手帳に書き込んだと言う事は、少なからずなのはとするキスにはとても魅力的な何かがあると言う事で・・・。まぁ我ながら随分と調子の良い事を言っているなと思うのだが、要するにキスそのものに大した意味があるのではなく、「なのはとするキス」に意味があるのだと言う、そんな話だ。


と言う訳で・・・・。


私は長期航行から持ち帰った荷物を一旦部屋に放置して、今現在、夕食の準備をしているなのはがいるキッチンへと足を向けた。キッチンでは、包丁の小気味よい音が響き、シチューのいい香りがそこかしこに漂っていた。


(今日の夕食も美味しそうだな)


なんて思うも、多分これを食べるのは随分と遅い時間になりそうだな、なんて思いもあったりして。兎に角下心だらけの私は、そっとなのはの背後忍び寄って、包丁の音が途切れたタイミングを見計らってなのはを抱きしめた。


「・・・何してるの?危ないでしょう?」
「・・・・その包丁を置けば何も問題はないよね?」


クルリと私の腕の中で一回りして向き合ったなのはは事もあろうか包丁(しかも刃の方)を私に向けてしれっと危ないよ、と口にした。もちろん本気の行為じゃないのは分かっている。私は包丁の刃の部分を親指と人差し指でつまんでなのはから包丁を取り上げるとそれをシンクにあるまな板の上に置いた。


「で、何がしたいのかな?我が家の執務官殿は?」


もうすぐご飯なのに?そんな風に小首を傾げて聞くなのは。何となく、私のしたい事知ってるんじゃないかなって気になってくる。まぁ、それならそれで構わないんだけどね。


「さっき気が付いたんだ」
「何を?」
「今日ってさ、キスの日なんだよね」
「ふーん・・・それで?」
「こう言うのってさ、恋人同士だったら外しちゃいけないものだと思わない?」
「そう?でもそういうの全部クリアしてたらキリがないよ?」
「まぁ、それはそうなんだけどさ」


と、お互い体を密着させて、それぞれの腰に腕を回しながら、しかも鼻先がもう触れ合っているんじゃないかと思わせる程の至近距離で言葉を交し合う。


「さっきしたじゃない」
「あれはただいまの挨拶だし、なのはにしたらお帰りの挨拶でしょう?」
「何が違うの?」
「だから、それを確かめようかと、ね。ん、」
「ぁ、ん・・・」


あまり話ばかりしているのも野暮だし、もういいやって勢いでなのはの唇を塞ぐ。最初は軽く、けれどすぐに物足りなくなってなのはの下唇をチロチロと舐めた。薄く開いたそこからすかさず舌をさしこんで、そこで待っていたなのはの舌にねっとりと絡み付けると表裏を丹念に嘗め回した。

そうして、もうこれ以上息が続かないってなのはに髪の毛を引っ張られるまで私はなのはとのキスを堪能した。



「・・・シチューの味がした」
「へ?・・ぷっ・・・そう言えば、さっき味見したんだった」


どうだった?そう尋ねてくるなのはに私は素直な感想を口にした。一瞬え?って表情をして、けれどすぐにその言葉の意味に気がついたのかくすくす笑みをこぼしながら味見した直後だったとなのはは笑う。


「でも、今日のキスの日ってもっと軽い感じのキスって意味なんじやないの?」
「そうかな?でもキスはキスだし間違ってないから」
「要するにキスしたかったってだけの事、だよね?」
「まぁね・・・ね、なのは」
「ん?」
「もっと色んな所にもキス、したいんだけど?」
「・・・・・夕飯は?」
「運動の後で、いたっ」
「もう!もうちょっと雰囲気とか、きゃっ」


自分としてはさりげなくベッドに誘ったつもりだったけど、なのはには不満だったみたいでピンと額を弾かれた。尚も何かを言いたそうななのはを問答無用で抱き上げて私はいそいそと寝室へ向かう。途中なのはの耳元でそっと一言囁くとボンッと音が聞こえたかのような勢いで真っ赤になってその顔を隠してしまった。あー、こういう所が可愛くて仕方ないんだよね・・・なんて思ったけれどそれはあえて口にはしない。


何はともあれ、我慢していたはずの私の欲情を、丸ごと全部引き出したのは間違いなくなのはとのキスが原因なんだから、その責任はちゃんと取ってもらわないとね・・・・。





嬉しさについ緩みそうになる頬に力を込めながら私は寝室のドアを開けていた・・・・











理由なんて何でもよかったんだよ?
ただなのはさんとキスがしたかっただけだから(笑)



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