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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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キミを守ると誓うから・・・・・ 前編 :: 2011/02/26(Sat)


イベントが近づいてきてますね。参加サークルを見ているだけで楽しくなるくらい凄いメンバーですね。日参しているサイトの管理人さん達もきっと原稿でもぐっているんでしょうね。

そんなイベントとは、なかなか縁のない私は、ここでSSを1本上げときます(笑)。

けれどすみません。終わらなかったよ。おかしいなぁ。なので今日はとりあえず前編という事でお願いします( ;^^)ヘ..。


新刊が続々発行されそうでワクワクですね。ほぼ通販頼みの私は、在庫切れと戦います(笑)。


読んでもいいよって人は続きからどうぞ






今より、数千年前。人間は妖精たちと共存していた時代がありました。神の使いと考えられていた妖精たちは、豊かで平和な国に多く住むと言われていたのです。これは、そんな妖精と小さな島国の人々のお話です。








ここは、ミッドチルダという国の遥か東に位置するウミナリという小さな島。緑が豊かで作物も豊富、何より島の人々は争い事を好まないとても静かな所でした。

ここには昔から妖精が多く住んでいて、人間と共存していたのです。古い言い伝えで、妖精と共存できる場所は神のご加護が受けられるとされ、とても羨ましがられました。けれどここの人々は、妖精は神の使いだから仲良くするのではなく、友達だから仲良くするのだと言い切ります。







「ねぇ、なのは」
「なに、フェイトちゃん」
「いつまで、こうしてるの?ちゃんと勉強しないとまた叱られちゃうよ」
「う~ん。もうちょっとこうしていたいかな・・・・。だって朝からずっと勉強ばっかりなんだもん」


そう言って愚痴をこぼすのは、ここウミナリの島主の娘のなのは。そしてフェイトと呼ばれていた少女は妖精の国のお姫様。2人は大の仲良しなのでした。

今日は、なのはの家で遊ぶ予定だったのですが、なのはが勉強をサボってばかりでちっとも進まないので、いつまでたっても一緒に遊べないでいたのです。



勉強をサボって今いる場所は、なのはが一生懸命手入れをしている自慢の庭。緑の木々か茂り、花が咲き、小鳥のさえずりが聞こえるとても落ち着ける場所でした。


「ここのお庭はいつ来ても気持ちいいよね。」
「でしょう、なのはの自慢のお庭だよ」

そういいながら優雅に飛び回るフェイト。身長は20㎝程、金の髪が腰の辺りまで伸ばされていて裾の方を緩やかに黒いリボンでまとめています。体は小さいけれど、これでも17歳の乙女なのです。赤い瞳をキラキラさせながら、木々の間をすいすい飛び回っています。

自慢の庭を褒められて嬉しいなのはも17歳。身長は150㎝程、亜麻色の長い髪を頭の横の高い位置で纏め上げ、その蒼い瞳は先ほどから庭を飛び回っているフェイトに向けられています。


「ねぇ、フェイトちゃん」
「どうしたの、なのは」

フェイトがちょこんとなのはの肩に降りました。

「飛ぶのって気持ち良さそうだよね?」
「そうだね。風がとっても気持ちいいよ。それに青い空はなのはみたいだから大好きなんだ」

そう言って少し照れたように言うフェイトに思わずなのはも照れ笑い。そんな風に2人はいつも一緒にいました。




けれども今日のなのはは、いつもと違って少し元気がないようです。さっきから溜息ばかり。心配になってフェイトが尋ねました。


「ねぇ、なのは。なにか悩み事でもあるの?」
「えっ!・・・・何にもないよ」
「そう?。でもさっきから溜息ばっかりついてるよ?」

相談があるなら話して欲しいな。そういいながら、なのはの頬にそっと触れました。

「にゃははは、本当になんでもないよ。ちょっと勉強がイヤだなぁって思ってただけだから」
「・・・・そう、ならいいんだけど・・・・・」

相変わらず元気のないままなのはは答えました。本当は大丈夫じゃないくせに、フェイトに心配をかけたくないなのはは、そう言うしかなかったのです。




そんな話をした日から幾日かたったある晴れた日




「なのはっ!!!」
「あっ・・・・フェイトちゃん」

フェイトが慌てたようになのはに声をかけました。ここはいつものお庭、いつものように2人しかいません。

「なのは・・・・・・。け、結婚するって・・・・ホント、なの?」
「・・・・・・・ぅん。本当だよ」
「なん、で・・・・なのはちっともそんな話、しなかったじゃないか」
「ごめんね、フェイトちゃん。けど、どうしようもないんだよ」
「・・・・・どういう事?」
「・・・・・・・・」
「私には、話せない事、なの?」
「・・・・ごめん・・・・・・」
「・・・・・・・・・そっか、わかった。」
「ごめん」


そう言ってなのはは黙り込んでしまいました。







なのはの結婚は、この島を守るためのいわば人質のようなものだったのです。この島が妖精と共存していると言うのはこのミッドではよく知られた事実でした。神の使いである妖精と一緒に暮らせると言うのは、いわば、神に認められたと言う事。そう思い込んでしまう人間がたくさんいるのです。

自分がそこに住めば、神と同じくなれると勘違いしたある国の王子が、なのはの両親に迫りました。

「お前の娘を私の花嫁にしてやる。もし断るというのなら今すぐにこの島を沈めてやるぞ」と。


ウミナリという島は、争い事を好みません。だから戦う術を知らないのです。そんな人々を争いの中に巻き込む訳にはいかなかったなのはの両親は、苦しんで苦しんで、悩んで悩んで。そして決断しました。島主として、島の人々の命を守らなければならないと。なのははそんな両親が大好きでした。だからお父さんが苦しい表情をしているのをもう見ていたくなかったのです。


「お父さん。私、結婚するよ。」
「・・・・なのは。すまない」
「大丈夫だよ。心配しないで」
「なのは・・・・・・」







「・・・・・・・・フェイトちゃんが、人間だったら良かったのにね」

小さく呟きます。

「なの、は?」
「フェイトちゃん、私ね、フェイトちゃんの事大好きだったよ。私の事忘れないでいてくれる・・・かな」

最後の方はよく聞き取れませんでした。
けれど、とても大事な大事な事だと思ったフェイトちゃんは


「なのは、お願い、もう一度言って?」





それは、なのはの最後の願い。







フェイトちゃん、私の事、ずっと忘れないでね・・・・・・。















なのはの結婚まであと3日。



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