好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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言ったそばからサルベージ(コラ) :: 2013/07/14(Sun)

次回はどどーんと更新するからね!!!!!!!!!!






□  ■  □  ■  □


某県某市にある某女子大の女子寮での日常。







寮の自室でスバルと2人、先日フェイトちゃんと行ったパスタの美味しいお店の話をしていた時の事。


「で、ここのお店のカルボナーラが美味しくてね」
「へぇ。なら今度ティアと行ってみようかな?」
「絶対気に入ると思うよ、場所はね…」




ドン!ドンッドンッ!ドン!



場所を説明しようとしたその時、部屋のドアを誰かがノックした。しかもおかしなリズムを取って。


(あの叩き方・・・)


直ぐに部屋の外にいる人に思い至り僅かに眉間にシワがよる。多分、何かを思いついてその考えに自分でも満足しすぎてテンションがやたらと上がってしまった、そんなトコだろうなとその人物の行動を予測するなのは。


(あー、何か嫌な予感しかしないんだよね)
(ここは、無視するのが一番・・・だから)


「あ、スバル出なくて・・・・・って、スバル!」
「あ、フェイトさん。こんにちは」


出なくていいよ。そう伝えようとスバルを見たけれど、時すでに遅く。スバルはさっさとドアを開け外にいた人物と言葉を交わしていた。


「ん?呼んだ?なのは」
「ぅ・・・呼んだ、けど・・・出来れば開ける前にその言葉が聞きたかったよ」


がっくりと大げさに肩を落とす。


「あ、なのは」


だけど、私を見つけ、嬉しそうに手を振るフェイトちゃんがちょっと可愛らしくて、ついつられて手を振ってしまって、慌ててそれを引っ込める。


(あー、でも結局私って、あの笑顔に弱いんだよね)


内心では頬の緩みが止まらない程フェイトちゃんに駆け寄りたくて堪らないんだけど、実際の所、私たちって



「何しに来たの?フェイトちゃん。私、まだ許したわけじゃないからね?」
「え?何の事?なのは」
「え?まさか忘れたとか言わないよね?」
「ん?何だっけ・・・。そんな事よりさ、なのは」


わかんないな?、まぁいっか(ニコッ)って。あっさりと考える事を放棄したフェイトちゃん。


ちょ、信じられない!。私たち喧嘩してたでしょう?!。なのに、何なの?!私、まだ謝っても貰ってないのに!!。


フェイトちゃんのあまりの能天気振りに、さすがに我慢も限界で、一言言ってやろうと一歩足を踏み出したその時。


「え?!本当ですか?教えてくれてありがとうございます!!」
「ううん、お礼なんていいから、早く行ったら?」
「はい、それじゃ」


ちょっと行ってくるね!そう私に一言残してスバルは部屋を出て行った・・・。その後ろ姿を見送って、フェイトちゃんはしれっと、「スバルはいつも元気だね」なんて、笑っていた。



「・・・・何を言ったの?」
「ん?」
「スバルに・・・何を吹き込んだの?」
「吹き込んだなんて、そんな事してないよ?」
「嘘。入り口を塞いでるスバルが邪魔だったんだよね?だから・・・」


フェイトちゃんの考えそうな事だ。ただ一言、入れてくれる?と言えばスバルならフェイトちゃんが入れるようにちゃんと場所を開けたはず。なのにスバルがあまりにも思い通りの反応を返すものだからフェイトちゃん面白がっちゃって・・・・。


「ただ、上でティアナが呼んでたよって教えてあげただけだよ?」
「え?それ、だけ?」
「そうだよ」
「なんだ・・・・それだけ・・・」
「あれ?でも呼んでたのは昨日だったかな?」
「はぁ?ちょっ、フェイトちゃん!!」


あれ?なんて顎に人差し指を添えて可愛らしく首を傾げる。私はそんなフェイトちゃんを押しのけて廊下に飛び出し、スバルを引きとめようとした。けれど


「ティ~ア~~~!!!」


廊下の向こうから雄たけびのようなスバルの声だけを確認して・・・私は色んな事を諦めた。



あー、またティアナさんに合わせる顔が・・・とか考えると自然と気持ちも沈む。ガックリと項垂れたまま部屋に戻ると、フェイトちゃんが私の分のレモンティーを美味しそうに飲んでいた。



「・・・・・」
「あ、なのは。映画に行こう?」
「は?」



そんな私の内心の苦労(ほぼ全部フェイトちゃんが原因)なんて何のその。この状況を作り出した張本人だけが嬉しそうに私に向かって尻尾を振っていた。


「どういう事?」
「この間言ってたでしょ?公開されたばかりの、魔法少女の映画が見たいって」
「あー・・・言ったけど」
「明日の分のチケットが取れたんだよ!!だからね!」
「無理」
「久し振りのデー・・・・・は?」
「だ・か・ら・・・・・むーり!」
「えーーーーーーっ!何で?」
「だって、私明日、お父さんにお店手伝ってって言われてるもん」
「ちっ・・・・やるな、ナイトめ」
「え?何か言った?」
「あ、ううん。何でもない・・・そっか、それなら仕方ないかなぁ」
「・・・フェイトちゃん?」
「何?」
「いや・・・?何でも、ない・・・けど」


随分あっさりと諦めたような気もしなくはないけど、フェイトちゃんが納得してくれたのなら、それはそれで助かる・・・・・けど。何て言うか、時々ブツブツ独り言を呟いてるのが凄く気になるんだよね?ナイトって何?クィーンって、何かのゲームにあったような・・・・・。もう少しで何かが出てきそうな感じがしたんだけど、結局この後のフェイトちゃんとのお部屋デート(映画の代わりにってせがまれた)に夢中になってて綺麗さっぱり忘れてしまった。



結局、喧嘩していた事なんてすっかり忘れて、二人の時間を楽しんでいたら、フェイトちゃんの携帯が鳴った。


「メール?」
「うん」
「誰から?」
「ティアナ」
「あっ!!スバル!!」
「うん、帰したって書いてる。それと、いい加減にしろってさ」


ちょっとした冗談なのにねってケラケラ笑うフェイトちゃんを見ながら、私は心の中でごめんなさいとティアナさんに頭を下げた。


「仕方ない、私も戻ろうかな」
「ちゃんと謝っておいてね?」
「ん?」
「ティアナさん・・・」
「ああ、大丈夫だよ。あれでティアナ、スバルが可愛くて仕方ないんだから」
「だからって・・・」
「ねぇ、なのは」
「ん?・・ぅんンッ!」

大丈夫だよってフェイトちゃんは言うけど、私がティアナさんと顔合わせづらくなるのに、とか考えてたら名前を呼ばれて、顔を上げた瞬間待ち構えてたフェイトちゃんにキスされた。


「私といる時に他の人の事考えないで」


なんてちょっと拗ねた顔が目の前にあって、そんな顔が可愛いなぁとか一瞬で頭の中が切り替わっちゃう私も、結局フェイトちゃんの事が好きで仕方がない訳で。


「ばか、好きなのはフェイトちゃんだけに決まってるでしょ」


そう言いながらちょっとだけ背伸びして、今度は私の方からキスをした。




















なんて事をしていたせいですっかり忘れてしまっていた、あの言葉。そしてフェイトちゃんのあの諦めの良かった態度。私は翌日、そんなフェイトちゃんの戦術にものの見事に引っかかっていた。




店についていきなり驚いた。お父さんと、フェイトちゃんが凄く楽しそうに話してる・・・。




「なのは、予定があったのなら言ってくれれば良かったんだ」
「は?予定って?」
「いいからいいから。今日は店の手伝いはしなくていいから、フェイトちゃんと一緒に出かけてきていいぞ」
「え、でも、士郎さん。それだとお店にご迷惑がかかりませんか?」
「いやいや、フェイトちゃんはそんな事気にしなくていいんだ。それよりなのはの事、これからもよろしく頼むよ」
「それは、もう任せて下さい」


話が見えなくてポカンとしている私の事なんてお構いなしに2人の会話は続く。いつの間にこんなに打ち解けたの?って位に仲のいい2人。


「ねぇ、一体これって・・・・」
「じゃあ、なのは。士郎さんの許しも貰ったから、映画に行こうか」
「え?ちょ、ちょっと待って。私、まだ納得してな」


この状況に全く付いていけない私を無視して腕を絡めてくるフェイトちゃん。ねぇ、ちゃんと説明してよ。一体これってどういう事?どうしてフェイトちゃん、そんなにお父さんと仲良くなったの?一体お父さんに何したの?って言う私の矢継ぎ早の質問にフェイトちゃんはとクスリ笑みを零しながら、そっと私の耳元で囁いた。















ーーやっぱりナイトから攻略していかないとね











え?どういう事って言う私の顔を見ながらウィンクをするフェイトちゃん。














「なのは(クィーン)を手に入れる為に、まずお父さん(ナイト)を攻略したんだ」




そう言って得意げに笑っていた。



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