好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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タイトル考えて諦めたorz :: 2013/07/30(Tue)

いつもの如く呟き処からネタを拝借←
ひたすらタイトルを考えて考えて。
思いつかなくてていやっって文章だけを
放っていきます(コラ)






□  ■  □  ■  □


過去の大きな怪我を乗り越えて、私は随分と強くなった。と、そう信じて疑わなかった。

今、この時まで。



「くっ!」
「ほらほら、どうした?さっきまでの勢いがなくなってるぜ」
「っ・・・レイジングハート!」
《アクセルシューター》
「シューーーート!!」
「またそれか」


男が右手を翳す。瞬時に現れた防御壁が私のシューターを全て吸収し、そして跳ね返される。


「くっ・・・はっ!!」
「いい加減飽きたぜ、そろそろ終わらせようか」
「っ・・・・がっ!」


跳ね返されたシューターを相殺しようと気を取られた一瞬の出来事だった。男が目の前に現れたと思った瞬間にはもうデバイスは私に向けて振り下ろされていた。




「か、はっ・・・げほっ!ごほっ!」


バリアを張る余裕はなかった。全身を大地に打ちつけ呼吸も上手く出来ない。体勢を立て直すどころか、腕一本持ち上げる事すら出来なかった。


「エースオブエースの名が聞いて呆れるね」
「ぐ、ぁ・・・」


ギリと左手を踏みつけられ、勝ち誇った顔の男に見下ろされた。


「終わりだ」


男の短い言葉と共にデバイスが振り下ろされる。思わず目を閉じ、私はやがて訪れるだろう痛みを覚悟した。けれど、振り下ろされたデバイスは私の身体を貫く事はなく、走った痛みは首筋を掠めたようなそれだけだった。何故?と思うまもなく男がニヤリと不敵な笑みを零しながら突き刺さっていたデバイスを引き抜く。と同時にはらりと宙に舞う見慣れた色の髪の毛。


「手元が狂っちまった。運がいいな、お前」


男のその言葉に、私は逮捕しなければならない犯人に生かされた事を知る。誰よりも強くなったと思っていた。どんなに強敵が現れても負けないと、そう思っていた。なのに・・・たった一人の犯罪者に翻弄され叩きのめされた。身体も、心も打ちのめされた私は、薄れていく意識の中で悔しさに涙を流す事しか出来なかった。
















「はぁはぁはぁはぁ・・・・」


シンと静まり返った病院内を走る人物が一人。途中何人かの看護婦とすれ違ったが、チラリと目配せされただけで誰もその事を咎める者はいなかった。その者の名は本局執務官フェイト・テスタロッサ・ハラオウン。管理局内の誰もが知る海のエースその人だった。




なのはが任務中に怪我をした、との一報はすぐにフェイトの耳に入ってきた。たまたま本局の自室でその知らせを受け取ったフェイトは、すぐにでも駆けつけたい衝動を何とか堪え、現在の自身の抱える案件へと無理矢理に意識を集中させていた。結果として、それが思っていたよりも早くなのはの元へと駆けつけられる理由となったのだが、それでも、やはりもっと早くこの場へ駆けつけたかったと思ってしまうのは、誰よりも大切な彼女の一大事であったからに他ならない。



「なのは!」
「しーーー!」
「ぁ・・・ごめん」


勢いのまま部屋に飛び込みその名を口にした。途端に集中する非難の視線に反射的に謝罪の言葉を口にするフェイト。


「やっと眠った所なんだから」
「ちょお、落ち着き、フェイトちゃん」


なのはの担当医であるシャマルと、なのはとは同郷で同じく陸のエースと呼ばれ、現在はフリーで捜査官をしている八神はやての2人がベッドで眠るなのはに付き添ってくれていた。今回なのはははやてと組んで捜査に当たっていたのだ。


「・・・なのはの具合は?」


シャマルが無言のままフェイトと場所を代わる。


「傷は全部治したわ。後は魔力の回復を待つだけね」
「そか・・・・これ・・・」
「そのままにしててって・・・なのはちゃんが」
「なのはが?」


不揃いになってしまった髪に気が付いたフェイトが言葉を失う。それに触れようとして、どうしても動けないでいるフェイトにシャマルがそのままなのはの言葉を伝えた。


「自分の驕った気持ちを忘れないようにって」
「・・・なのはが?・・・そんな事を・・・」
「ええ・・・」


俯いたままのフェイトの表情は零れ落ちた髪に隠されてシャマルにも、はやてにも確認する事は出来なかった。


「・・・・・はやて」
「ん?」


僅かの沈黙の後、静かにフェイトは口を開く。


「ありがとう」
「何が?」
「正式に協力要請かけてくれたでしょう?」
「別にお礼言われる事とちゃうよ?どっちにしろなのはちゃんの抜けた穴補わなあかんかったし、その辺調べとったらたまたまフェイトちゃんの事件と今回の犯人に関わりがあった、言うだけの事や」
「うん・・・それでも、ありがとう」
「フェイトちゃん・・・一応言うとくけど」
「うん?」
「私の指示に従ってな?」
「それは・・・」
「気持ち、分からんでもないけど、敵討ち・・・なんて考えたらあかんよ」
「・・・うん、分かってる。心配しなくてもいいよ、はやて」
「フェイトちゃん・・・」


言葉とは裏腹にフェイトの顔から一瞬表情が消えたのをはやては見逃さなかった。


(あかんな・・・フェイトちゃんのあんな顔、久しぶりに見たわ)


決して言葉には出さず。はやては、自身の騎士を一人、新たにこの捜査に加える事をこの場で決めたのだった。














2人だけにしてくれるかな?

そんなフェイトの言葉にシャマルとはやては静かに病室を後にした。















壁際に置かれていた椅子をベッド脇へと運んでそこに腰を下ろす。傷はシャマルの言ったようにすべてなくなってはいたが、消耗しきったなのはの顔からは相当のダメージが想像できた。


「なのは・・・・」
「・・・・フェイトちゃん」
「やっぱり起きてたんだね」


ゆっくりと持ち上がる瞼、でもその割にはしっかりとした口調で私の名を呼ぶなのはに笑みを向ける。身体を起こしながら、


「フェイトちゃんが私を呼ぶから」


あんな大きな声で、なんてなのはが笑うから。あぁ、ごめんね、なんて頬を掻いて私もなのはに笑みを・・・向けたはずだった。なのに・・・


「大丈夫?」


心配そうな目でそう声を掛けられたのは私の方で。何で?と聞く前に無意識にしていたそれに気が付いて私は無理に笑う事をやめた。


「ごめんね、フェイトちゃん」
「っ・・何で謝るの?なのは」
「これ、見ちゃったらフェイトちゃんが辛くなるって分かってたんだけど、でもどうしても・・・・」


短くなったその場所を撫で摩る手が止まる。そっと重ねられたなのはの手の冷たさについと思わず涙がこぼれて慌てて袖口で拭った。


「そんなに力一杯擦ったら赤くなっちゃうよ」
「ごめん・・・私よりなのはの方がずっと辛いのに、なのに私・・・」
「謝らないで、フェイトちゃん。髪はすぐ伸びてくるから。ただどうしても」



元に戻してしまう気にはなれなかったんだ。と力なく笑うなのはを私はただ黙って抱きしめた。


「・・・この事件が片付いたら・・・」
「うん」
「私が綺麗に切ってあげるから」
「・・・・・ぅん」
「大丈夫・・・・すぐに元通りになるよ」
「うん」


背中に回されたなのはの手がギュッと制服を握りしめる。悔しさに零れる涙に気が付かないふりをして、なのはが眠りにつくその瞬間まで私はずっとなのはを抱きしめていた。























それから程なくして、私達は犯人を捕らえる事に成功する。捕らえられた犯人がしきりに私に怯えていたのには、一緒に捜査に関わった者達にかなり不思議がられたが、その理由を知っているものは私を含めごく僅かな捜査員だけに留まった。


同日、私ははやてから命令違反の罰として、急遽応援に加わったシグナムの模擬戦闘の相手を務めるよう申し渡され、後日言い渡されるであろう直属の上司からの厳罰を甘んじて受けるよう念を押された。


翌日、上司であるクロノに呼び出された私は、命令違反と犯人への過剰な戦闘行為による処罰として1週間の自宅謹慎を言い渡された。



















『では、来週にな』
「はい、シグナム」
「模擬戦の予定?」
「あ、なのは・・・おかえり」

通話を終え、モニターを閉じたタイミングで検査に出ていたなのはが戻ってきた。


「今のシグナムさんでしょう?」
「うん・・・もう張り切っちゃって、困ってる」
「自業自得だから仕方ないよね?フェイトちゃん」
「そうなんだけどね」


あはは、と乾いた笑いを零す私になのはの言葉がグサリと突き刺さる。ホント馬鹿な事しちゃったな、って今なら思えるんだけど、あの時はね・・・。でも、まぁいいかな。こうして笑っているなのはがいるから、それだけで私は・・・・。



「ねぇ、なのは」
「ん?」
「髪、凄く似合ってるよ」
「うん・・・ありがとう」


ほんの少し頬を染めてなのはが笑う。再びなのはの笑顔が見れた事、それだけで自分が受けた処罰など、どうと言う事もないと思えるほど私はただただ嬉しかった。













そんなに簡単になのはさんやられたりしないとは
思うのですよ。実際ね?
多分、この前に一つ戦闘してたんじゃないかな。
んで、めっちゃ魔力を削られる攻撃があったんだと
思うんだ。そこに飛び込んできた奴が棚ボタで
なのはさんから勝ちを奪って行ったんじゃないかなって
思うのです。


これ書きながら、実は一番書きたかったのって
病室でのシーンだったりするんです(汗)
乱闘シーンは、本当はあったんだけど、なんか
しっくりこなくて全消ししましたwww。

結構あの140文字が一番集約された結果だったりしてね(笑)

えっと、想像とかけ離れすぎてたらごめんね(汗)
こんな結果になりましたです、はい・・・・





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  1. リリカル 短編
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