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好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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誰でも一度はあるんじゃないかな? :: 2013/09/09(Mon)

ついったでバカな事を呟いたら反応してくれた人がいたから
調子に乗ったよシリーズwww・・・・。



フェイトさん25歳過ぎ、なのはさん5歳。

短いですよ~~









■  □  ■  □  ■


リビングで寛いでいた時の事。


子供部屋の方から何だかガサゴソと音が聞えたような気がしてフェイトはリビングからそっと顔を出した。今の時刻は23時を少し過ぎた所。フットライトだけが灯る廊下には人の気配は感じられない。気のせいだったかな?そう思ってフェイトは室内へと戻ろうとしたその時、カチャッと小さな音を立てて洗面所のドアが開いた。


開いたドアの隙間から少しだけ顔を出して様子を窺っているのは、愛娘のなのは5歳。娘と言っても血の繋がりはない。まぁその辺は複雑な事情があるのでここでは省く事にするが・・・。


で、きょろきょろと辺りをなのはが見渡したのと、ボケっとその様子を見ていたフェイトと間の悪い事にバッチリと目があってしまった。フェイトは警察官と言う職業柄、いかなる有事にも臨機応変に対応できるスキルは群を抜いていい方なのだが、相手が娘となるとそうもいかないらしい。バッと踵を返して駆け出したなのはの姿を見て、何でパンツ一枚なの?と余計な事に気を取られたせいか、追いかけるのに一歩遅れをとってしまった。


「ちょっ、待って、なのは」


逃げ出す位なのだから待ってと言われて止まる者などいる筈はない。なのはとてそれは例外でなく、駆け出して向かった先が子供部屋とあれば尚の事。部屋に逃げ込み勢いよくドアを閉めて・・・・はい、立てこもり犯の出来上がり。



トントン

中のなのはを刺激しないように、いつもと同じようにノックする。けれど予想通り、返事はない。失敗したなぁ、と思いつつここに来るまでに確認し確信した事実を考える。

洗面所に置いてある洗濯機にきちんと放り込まれていたシーツ、パジャマ、はき替えたと思われるパンツ。まぁ、深く考えなくてもそれが何を意味するかは分かる。ただ、それと気が付いてフェイトの方が少し落ち込んでいた。


(あれって結構手慣れた感じがするんだけど・・・もしかして今日が初めてじゃない?)


仕事柄、家を空ける事は珍しくない。日中は保育園に行っているからまぁいいとして、問題は夜だ。どうしても外せない時は近所に住む友人に泊まり込んで貰ったり、一度戻ってなのはを寝かしつけてから再び出かけたり。友人が来て泊まっていった時にはそんな話題は一切なかったから、恐らく今回のような事があったとすればそれは一人の時だろう。だが朝方、なのはが起き出す前に帰ってきた時にはそんなもの見た事がなかったから今までずっと気が付かなかったのだ。


と、ここまで考えて、あぁ、違うなと自分の解釈の都合よさに呆れた。



明け方帰った時は、まっすぐバスルームへ行ってシャワーを浴びてそのまま寝てしまう。保育園に行く時間になってやっと起き出して、なのはが自分で支度した後に一緒に家を出ていただけだ。洗濯機の中など確認しないから、そこに何が入っていたって全く気が付かない。


(呆れる位ダメな親じゃないか・・・)


開かずの扉となった子供部屋の前で、フェイトはくしゃりと乱暴に前髪を掻き上げた。



暫く間をおいて・・・・


「なのは」
「・・・・・」
「・・話したくなかったらそれでもいいから、聞こえてたらドア叩いてくれるかな?」
「・・・・・」

とん

「うん、ありがとね・・・とりあえず、代わりのパジャマ着た?」

とん

「寒くない?」

とん

「・・・・ここ開けてくれないかな?」
「・・・・・」


扉に鍵などかかっていないから、小さななのはが身体で押さえていたって開けられない事はない。けれどフェイトはそうはしたくなかった。


身体的に異常のない子供のおねしょなんて取るに足らない日常の一コマに過ぎない。


「またおねしょしたの?!だから寝る前にトイレ行きなさいって言ったでしょ!」
「行ったけど、気が付いたらしてたんだもん!そんなの知らない!!」


あー、ホントにうちの子はもう。なんて笑い話のネタにするのが関の山。歳を重ねるにつれて自然と治る、そんなものだ。


でも、ウチの場合はちょっと違うかもしれないとフェイトは落ち込んでいた。あまりにもなのはは「手のかからない子供」過ぎて忘れがちだったけれど、まだたったの5歳だ。夜中目を覚まして独りで部屋にいると気が付いた時の心細さは半端なものではないだろう。精神的なストレスが溜まっていたのかもしれない。もちろんそれが原因とは言い切れないのだが。


何にせよ、このままでは全くよろしくないので・・・・


「なのは・・・まだ、起きてる?」

とん

律儀にドアを叩くなのはについ笑みが漏れる。


「良い事、教えてあげようか?」
「・・・・」


どうしようか悩んでいるらしいなのはからの返事はない。構わずフェイトは言葉を続ける。


「私も、した事あるよ?おねしょ」
「ぇ?」
「それから、はやてもある。あと、クロノでしょ。それから・・・」


心の中で2人に手を合わせながらそれから、と口にした所で子供部屋のドアが開いた。ゆっくりと中から出てきたなのはは言っていた通り、きちんと新しいパジャマを身に着けていた。その事にホッと安堵してなのはに笑いかけたら、子供部屋のドアの正面の壁に寄りかかって座っていたフェイトと向かい合うようにして立ち止まった。


「・・・・フェイトちゃん」
「ん?」
「ごめん、なさい・・・」
「・・・うん」
「なのは、おねしょしちゃった・・・・・」
「うん、失敗しちゃったんだね」


そうフェイトが口にすると、ずっと堪えていたのだろう。涙が次々とその小さな瞳から零れ落ちた。




















「もう平気?」
「うん」


あの後、ホッとして気が抜けたせいなのか、なのははフェイトにしがみ付いて泣きじゃくった。なのはの涙なんて数える位しか見た事がなかったフェイトはこんな時だと言うのに少し嬉しいと感じていた。


「フェイトちゃんもおねしょした?」
「したよ」
「なのはと一緒?」
「うーん・・・ちょっと違うかな」
「違うの?」
「うん、私は気が付かなかったからね」
「え?・・・冷たくなかったの?」
「なかったんだろうねぇ・・・恥ずかしいからあんまり聞かないで、なのは」


ソファに腰掛けた私の膝の上にちょうど向き合うようになのはを座らせた。泣いた直後というのもあってかまだ眠くないって言うなのはに幼い頃の失敗談を話して聞かせた。とは言ってもフェイト自身にはっきりとした記憶があるわけでは無く、母親に聞かされた事をそのまま話しただけに過ぎないのだが。


けれど、それで少しなのはも安心したらしい。コテン、と体をフェイトに預けるようにして小さな腕を目一杯伸ばし、フェイトの身体に抱きついてきた。


「眠くなってきた?なのは」
「ん・・・・」
「今日は、一緒に寝ようか」
「ん・・・・え?いいの?」
「いいよ」


半分寝ぼけて返事をしてから、何を言われたのか理解したのだろう。一緒に寝ようか?と言うフェイトの言葉にバッと顔を上げパチパチと瞬きしながら嬉しそうにいいの?と聞き返すなのは。その姿についクスクスと声を出してしまったら、笑わないで、となのはに叱られた。


話もまとまった所でそれじゃあとなのはを抱っこしたまま寝室へと移動して。横になってもまだ自分から離れようとしないなのはに苦笑しながらも、また少し、なのはの事を知る事が出来たとフェイトは心躍らせていた。









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  1. リリカル パラレル
  2. | comment:1
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  1. 2013/09/10(Tue) 00:14:54 |
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