好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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小さな協力者 :: 2013/10/01(Tue)

朝晩の寒さに反して日中の暑さは勘弁して欲しいですね(汗)
今日から10月だというのにね。もう衣替えの季節なんですよ。

さて、本日のネタは子供ネタ。以前に書いた赤ちゃんヴィヴィオの
登場ですので、ご注意くださいませ。
小ネタくらいの短さですけどね(笑)



それでは続きから、どうぞ。






■  □  ■  □  ■


持ち帰っていた仕事にひと区切りをつけ、さてと一息ついたところで壁の時計を見上げる。「ヴィヴィオを寝かしつけてくるね」と言いながらなのはが寝室に向かったのは今から30分ほど前。そろそろ戻って来てもいい時間なのだけれど、今の所そう言う気配は感じられない。ヴィヴィオがなかなか寝付けないのかな、とも思ったけれどなのはに抱っこされていた時のヴィヴィオは既に夢の世界に行きたそうにしていたからそれないだろう。


とすると考えられるのは一つしかなくて。



クスと笑みを零し、風邪でもひいては大変だからと二人の様子を見にフェイトは出来るだけ音をたてないように寝室へと足を運んだ。







(あれ?)


想像していたのと何か様子が違うなぁと思ったのは寝室のドアの前まで来てから。中から「だぁだぁ」と言うヴィヴィオの声が聞こえたのだ。


「やっぱり寝つけなかったのかな?・・・なのは、交代・・・」


今日は寝かしつけるのに手間取ってるのかなぁ等と思いつつ、それならなのはと交代して私が・・・と中にいるはずのなのはに声を掛けた。けれど・・・・







「だぁだぁ・・・・ばっ・・・うー、ぁー」


寝室でフェイトを迎えてくれたのは、なのはに抱きしめられながら、すやすやと眠るなのはの隣で一人手遊びをしているヴィヴィオだった。


「ヴィヴィオ・・・」
「ぁーあっ」


ヴィヴィオの体温と、手遊びのほんの僅かな振動がちょうどよくなのはを眠りに誘ったのだろう。フェイトはなのはを起こさないよう小声でヴィヴィオを呼ぶ。自分が呼ばれたのだと分かったのか、ヴィヴィオは嬉しそうに笑いながらフェイトに向かって小さな手を差し出した。そんなヴィヴィオに笑みを零しながらフェイトはヴィヴィオにかかるなのはの腕を静かに解きヴィヴィオを抱き上げた。



「ヴィヴィオ、一人で遊んでたの?」
「あーあー」
「そっか・・・お利口さんだね」


優しい微笑みをヴィヴィオに向けながらフェイトは一度チラリとなのはを見る。ヴィヴィオとなのはが晴れて退院してからそろそろ2ヶ月が経つ。初めはとにかく必死で疲れなんて感じている暇なんてお互いなくて。残念ながら育児休暇を一緒に取る事が出来なかったフェイトは、それでも1ヶ月は出来るだけ定時で上がり家に帰るようにはしていた。それが徐々に仕事量が元に戻り始めると育児の大半をなのは一人の手に任せざるを得なくなってしまって。だから疲れも溜まっていて当然だとフェイトは眠るなのはにそっとブランケットを掛けた。



「眠れない?ヴィヴィオ?」
「だぁー・・・」


まるでフェイトの問いかけに「ママとお話がしたい」と返事を返すかのようにヴィヴィオの小さな手がフェイトの頬や唇に触れていく。そんなヴィヴィオの考えを読みとったかのようにフェイトはクスリと笑い、窓辺にあったロッキングチェアーへと腰を下ろした。


ヴィヴィオが寒くない様に自分ごとブランケットを羽織る。ゆっくりと椅子を揺らしながらフェイトは囁くようにしてヴィヴィオに話しかけていった。


「なのはママ、疲れて眠っちゃったね。ヴィヴィオがなのはママを寝かしつけてくれたのかな?・・・ふふ、そっか。お利口さんだったね。ありがとう。私が言ってもなかなか休んでくれないから、今度からはヴィヴィオにお願いしようかな?・・・ん?ヴィヴィオも眠っちゃいそう?いいよ、それでも。そしたらフェイトママが頑張るよ。ホントはね、ヴィヴィオ。フェイトママ、なのはママにもっと私にも頼ってって言いたいんだ。でもなのはママってば凄く頑固だから。私のお仕事の方が大変だからって言って、家の事もヴィヴィオの事も全部自分一人でやろうとしちゃう。で、結局やりきっちゃうんだ。私がどんなに朝早くても起きてきちゃうし、遅くに帰ってもご飯の支度とか全部出来てる。嬉しいんだ、凄く。ホントだよ?でも、やっぱり心配はなくならないから。もういっそバインドでもかけてベッドに縛っちゃおうって思った事も、あるんだよ。あ、これはなのはママには内緒だからね」



なのはを起こさないよう、フェイトはヴィヴィオにそうして色んな事を語りかけた。言葉の端々に2人に対する深い愛情が感じられるその想いに、時々「分かってるよ」「そうだよね」なんて言っているかのようにヴィヴィオと目があったり、小さな手がママ頑張れって言うかのように頬を撫でたりするのに満足しながら。気が付けばフェイトの腕の中でいつしかヴィヴィオも深い眠りに落ちていた。


静かに立ち上がり再びヴィヴィオをなのはの腕の中へと戻す。チラリと一度なのはを見て、何だか困ったような顔をしたフェイトはそっとなのはの目尻へと人差し指を伸ばした。




「・・・・・おやすみ、なのは・・・・愛してるよ」




残りの仕事は明日片付けよう、そう思いリビングに戻ろうとしたフェイトの耳に、小さな小さな声が届く。その言葉にフェイトは微笑みながら寝室を後にした。








翌朝。

いつもより少し遅い時間に起きてきたなのはは、フェイトが用意してくれた朝食に照れ笑いを見せながら食卓についたのだった。


















ぶっちゃけ二ヶ月の赤ちゃんはまだそんなに手遊びしません。
基本、いつでも何処でも寝てばっかです(笑)

そこらへんは二次元妄想って事で大目に見て下さいませ(笑)


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  1. リリカル パラレル
  2. | comment:0
<<本当はこっちを先にしなきゃいけなかった | top | 50000hitお礼の拍手文最後になります。>>


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