好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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砂糖菓子の詰め合わせはいかがですか? :: 2013/10/09(Wed)

珍しく連続投下(笑)


甘いのが欲しくなりました。
短いものの寄せ集めです。








■  □  ■  □  ■


「ねぇ、フェイトちゃん」
「ん?」


帰宅してからずっと。
食事の時以外私の事なんか目に入らないみたいにして
フェイトちゃんは1冊の本に夢中になってる。


『読みかけだと気になるから最後まで読んでいいかな?』


確かにそう言われたけれど・・・。
いいよって、確かに私も言ったけど・・・。



(むぅ・・・)


こうも私の目の前で夢中になられると、何だか面白くない。
別に構ってもらえないのが面白くない訳じゃないんだけど・・・



「・・・・・」


フェイトちゃんの隣に腰を下ろしてもちっともこっちを
見てくれない。持ってきたコーヒーをサイドテーブルに
置いて、やっとちょっとだけこっちを見てくれた。
でもすぐにまた本に視線が戻っちゃう。


(つまんない・・・)


ページをめくる手は一定の速度を保っていて。
チラリと覗き見ると残りのページは後少し。
時間にしてもきっと30分足らずだろう。



でもね、フェイトちゃん。



「ねぇ、フェイトちゃん」


私よりも本の方がいい?


「ん?どうかしたの?なのは」


私、つまんない。











「キス、していい?」


今までペースを保っていた指先が、止まった。


「えっと・・・なのは?」
「なぁに?」
「・・・珍しいね」
「そう?」


一瞬驚いた顔をして、それから目を細めたフェイトちゃんと
視線が交じる。


うん。まずはフェイトちゃんの視線奪還成功。


「でも・・・」
「ん?」
「キス、だけ?」
「ん~~、どうかな・・・フェイトちゃん次第?」


にこりと微笑むと小さな音を立てて文庫本がテーブルに置かれた。

あれ、いいの?
しおり挟んでないよ?
続き分からなくなっちゃうよ?

なんて心配する振りをしてみたり。
もういいんだ、って言ったフェイトちゃんの雰囲気が、
少し変わった。







「なのは・・・」


フェイトちゃんが動くのに合わせて僅かにソファが軋む。
今まで本を持っていた手がついと私の頬を撫でた。


「・・・・寝室、行く?」
「ううん、ここでいい」
「ん・・・・なのは・・・」
「ふぇいと、ちゃん」


フェイトちゃんの首に腕を巻きつけてそのまま引き寄せた。
私に覆い被さってくるフェイトちゃんの目にはもう私だけ。





にゃは、フェイトちゃん奪還作戦大成功。










★ 決して「本」に嫉妬してたわけじゃないんだよ?

















「ん・・・・つめ、たい?」


何だかおしりの方がつめたくて、目がさめました。


「あ!!」


へんだなぁ、って思っておきあがってみたら・・・


「どうしよう・・・・」


たいへんです。


なのは、またしっぱいしちゃったみたいです。





『なのは、寝る前にちゃんとおトイレいってね?』
『でないもーん』
『本当?』
『ほんとうだよ。だからおやすみなさーい!』
『あ、こら!なのは!・・・・もう、おやすみ』





「でないっていったのに・・・・ふぇいとちゃんにしかられちゃう」



ちょっとだけ、なみだがでそうです。
でもなのははなきません。


「しーつ、もってこなきゃ・・・・」


かえのしーつがあるばしょと、なのはのぱじゃまがはいってる
ばしょはおぼえてます。

なのはがじぶんでとれるようにって、ふぇいとちゃんが
いちばんしたの ひきだしにいれてくれてます。


「えっと、ぱんつ・・・と、ぱじゃま・・・」


あたらしいぱんつとばじゃまになりました。


「あとは、しーつ。んーーーーっ、と」


なのはがよごしちゃったしーつを、ひっぱります。
なかなかとれないです。もういっかいひっぱりました。


「よいしょーーーーっと!!やった!」
「なのは?何してるの?」
「ふぇっ!・・・・あ・・・・」


ちからいっぱいひっぱったら、しーつがべっどからおちてきました。
うれしくてやったぁ!ってばんざいしたらすぐちかくに
ふぇいとちゃんがいてびっくりです。


なのはをみて、それからべっどのほうをみて・・・。
だから言ったのに。ふぇいとちゃんがなのはにいいました。


ほんとうはごめんなさい、っていいたかったのに どうしてだか
こえがでません。


「なのは?」
「うぇっ、えっ・・・ふぇっ・・・」
「ちょっ、なのは!」


かわりに、めからみずがいっぱいでてきました。


「ぅわぁああああぁぁぁぁぁん」


ないてないもん。
ちがうもん。
ふぇいとちゃんが、きゅうにでてくるから
びっくりしただけだもん。
うそじゃないよ。















「なのは・・・ほんとにもう」
「うわぁぁぁぁぁぁん、ふぇいとちゃぁん」

シーツの端っこをギュッと握ったまま泣きじゃくるなのはを
抱き上げた。首に巻きついてきた小さな腕に力が入る。
しゃくり上げる合間にごめんなさいと繰り返すなのはを
宥める為に大丈夫だからと小さな背を摩る。

どうしても気になったから様子を見に来たんだけど、ちょっと
遅かったみたいだ。寝る前にジュース飲んじゃったもんね。


そんな反省は心の中で。






フェイトはなのはに悪いなぁと思いつつも、先程の必死に
シーツを引っ張っている姿の可愛らしさに、つい笑みを零していた。











★おねしょ、別バージョン。本当は最初に書いたのはこっち。
でも何となく没にしてた(笑)
















「寝不足だって言ってたもんなぁ・・・」


人が教務室に入って来た事にも気が付かないで熟睡している
恋人の顔を覗き込む。

多分、ほんの数分のつもりでソファに横になったのだろうけど
思いの外睡魔は優しくなかったらしい。


(あ、ちょっとクマが出来てる)


今は完全に閉じられた瞼。メイクをしているとはいえ
顔を近づけるとその疲れ具合がよく分かる。



「どうしようかな」


なのはは思案する。


ここに来たのにはきちんとした理由があった。
目の前で眠る担任にクラスに配るプリントを
取りに来るようにと呼びつけられたのだ。


いつものデスクに近づくとそれらしいプリントの束が
用意されていた。
それを持って教室に戻ればいいだけの話なのだが・・・・。


なのはは再びソファまで近づきしゃがみこむ。
相変わらず担任で尚且つ恋人のフェイトは眠ったまま。
覗き込むようにしてその寝顔を眺める。


「こんな風に熟睡しちゃって、誰かに見られたらどうするの?」


ねぇ、フェイトちゃん。


学校では名前で呼んじゃダメだよ。
そうきつく言われていた。
どこで誰が聞いているのか分からないんだから、と。
だけど口うるさく言ってた当人は今はまだ夢の中。


「フェイトちゃん、なのはが来てますよぉ」


頬をつんと指でついても起きる気配はない。


「なんで学校でこんなに熟睡出来ちゃうかなぁ」


呆れ半分。心配半分。


「こんなに疲れるまで頑張らないでよ・・・もう」


昼休みはあと10分。もう5分だけ寝せておいてあげよう。
なのははそう考えてもう一度フェイトの寝顔を見つめる。


(そういえばテスト期間だからってずっと我慢してたんだっけ)


僅かに開いた唇に目が留まった。


(私が来たのに眠ってるフェイトちゃんが悪い)


なのはの両手の親指と人差し指が静かにフェイトの眼鏡へと伸びる。


静かに・・・・
ゆっくりと・・・・
起こしてしまわない様に・・・・眼鏡を外そうとして、



「なのは」
「っ!!」



眠っていたはずのフェイトと目があった。


あわてて引き戻そうとした両手を掴まれて引き寄せられた。
当然身体ごとフェイトへと圧し掛かる事になる。


「ちょっ、フェイトちゃん危ない!」
「何しようとしてたの?なのは」

危ないよと言うなのはの抗議など聞こえないとばかりに
にやついたフェイトが口を開く。


「寝てたんじゃないの?」
「なのはが来るまでは寝てたよ」


しれっとそう答えるフェイトになのはは赤くなってしまった頬を
隠す様にフェイトから顔を背けた。


「なのは・・・・・なーのは」
「・・・・なに」
「続き」
「しない」
「なんで?」
「ここ学校だもん」
「だってさっきしようとしてたでしょ?」
「・・・・それはフェイトちゃんが私が来たのに寝てたから」


知ってるくせに。色々と諦めたなのははそう口にした。


「じゃあ、もう一回寝る」


だから、して?そう言って目を閉じたフェイトはなのはが
何かを言おうとする前にあのねと一言付け加えた。


「なのはだけじゃないんだよ?」
「え?」
「私も我慢、してた」
「・・・・・ばか」


その言葉に折れたなのはは、再び寝たふりを始めたフェイトの
眼鏡にそっと指を掛けた。








★寝てる隙にメガネを外してちゅうさせたかっただけ(笑)
 
























「・・・はい、出来上がり」
「うん、ありがとう。なのは・・・・・なのは」
「なに?」
「そんなに怒らないでよ」
「怒ってないよ」
「怒ってるでしょ?」
「もう怒ってない。ただ、ちょっと・・・」
「ちょっと?」
「・・・・心配なだけ」


なのはは目の前に立つフェイトから一歩距離をとってそう口にした。







学校祭。


フェイトとなのはのクラスの催し物は喫茶店。
ウェイターとウェイトレスに扮した生徒達が
来校者をもてなすのだ。

そこまではいい。

なのはもウェイトレスとして協力するのだし。
ただ、納得がいかない事が一つ。


目の前に立つフェイト。当然フェイトもなのはと
同じウェイトレスをするのだと思っていた。いや
その筈だった。なのに、今日になって突然


「フェイトちゃんの衣装はこっちな」


そう言ってはやてがてでんと掲げたのは、上下黒の執事服。
ご丁寧に白の手袋まで用意されていた。

何で、どうして?聞いてないと言うなのはの抗議は
当然受け入れられず、「クラスみんなの希望やから」
なんてさわやかに笑うはやてに僅かになのはの心に殺意が芽生えた。


ほな着替えて来てな。そう言って無理矢理衣装を持たされた
フェイトと何故か一緒に教室を放り出されたなのはは
フェイトの仕方ないね、の一言でそれ以上何も言えなくなった。









「フェイトちゃん、似合いすぎ」
「そうかな」
「これじゃ、またフェイトちゃんの事好きになる子が増えちゃうよ」
「そんな事ないよ」
「あるもん」


いつまでも拗ねてて子供みたいだと思わなくもないが
どうしてもなのははこの姿のフェイトを更衣室から
出したくはなかった。そんな事、出来る筈もないのに。


「・・・じゃあ、行こうか」
「あ、なのは」


色々と諦めたなのはがドアに向かって歩き出したのをフェイトが
引き留めた。何?と振り向いたなのはの目の前で折角綺麗に
締められたネクタイをフェイトが緩め始めた。


「何してるの?フェイトちゃん」
「ねぇ、なのは」
「何?」
「ここ・・・」
「ん?」


ワイシャツのボタンを一つ外し、首のある場所を指さすフェイト。


「つけて」
「何を?」
「印」
「え?」
「なのはのモノだっていう、印」
「え?だって・・・」
「いいから、早く」


フェイトが指さすその場所はネクタイを締めたとしても
場合によっては見えてしまう、そんな場所。けれど
フェイトは躊躇う事無く、なのはを引き寄せその場所へと
なのはの頭を優しく押し付けた。


「・・・いいの?」
「うん」
「でも・・・」
「いいんだ」


早くしないと誰かが呼びに来ちゃうよ。そんなフェイトの言葉に
なのはは意を決してフェイトが言ったその場所に唇を寄せた。














「・・・・ほんとにいいの?」


ゆっくりとフェイトから離れたなのはは心配そうにフェイトを見つめる。



「どう?」
「うん・・・」


万が一見つかったらと言う心配はあるものの当のフェイトはとても嬉しそうだ。
そんなフェイトを見ていたら何だかささくれ立ったなのはの心にも
優しい風が吹き抜けていくようだった。


(まぁ、仕方ないかなぁ)


ん~、と力いっぱい身体を伸ばしてなのはが「じゃあ、行こうか」と手を差し出す。



それを見たフェイトはふわりと微笑み、そして



「お嬢様の仰せのままに」









★フェイトさんに「つけて?」って言わせたかっただけ(コラ)






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  2. | comment:0
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