好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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声を聞かせて 番外編 :: 2013/10/22(Tue)

唐突に書きたくなりまして(´-ω-`;)ゞ


但し、注意です!!!


「番外編」です。


いつものじれったい2人じゃありません。かといって致しているわけでは
ありませんが(笑)。



時系列・・・と言うか、こっちで書き続けている流れで読み続けたいと
思っている方は今回のはスルーした方がよいかと思います。
回りくどくなるので言ってしまいますが、番外編では2人恋人同士に
なってますんで(汗)

それを踏まえた上で、ばっちこーい!!!!!!の方のみ先に進んで下さいませ。








□  ■  □  ■  □


公園で待ち合わせ。
空いているベンチを見つけて腰を下ろす。
時計を見て待ち合わせの時間まではまだ少し余裕がある事を
確認すると、淡い栗色の髪の少女はバックから小さな
音楽プレーヤーを取り出した。


カナルタイプのイヤホンを耳に差し込みプレーヤーの
再生ボタンを押す。然程間をおかず流れてきたのは
大好きな彼女の歌声。少しアップテンポで軽快な曲が鼓膜を
揺らす。2~3曲軽快な曲が続き、今度は少しスローテンポな曲。
少しだけ背伸びしたような歌詞に思わず笑みが零れた。



『ちょっと恥ずかしいな』


初めて聞かされた時、彼女は頬をほんのり赤らめながら
そんな事を言っていたっけなと思い出す。



















公園の入り口。
はぁはぁと息を切らしながら駆け込んできたのは長い金色の髪を
軽く束ねた少女。

立ち止まり、天を仰いでゆっくりと深呼吸。ドクドクと早鐘を打つ
心臓を鎮めるように数回それを繰り返した。


「ギリギリ間に合ったかな」


小さく呟いて辺りを見渡す。残念ながらこの位置から見渡せる
範囲には彼女はいないようで、軽く嘆息。


「どこだろ・・・・」


メールをして居場所を確認すればいい事と知りつつ、少女は
そうはしなかった。なぜなら自分を待っていてくれる彼女が
どんな風にして待っているのかを知っているから。


何だか照れくさいけれど、それを邪魔する事はしたくなかったから
金色の髪の少女は、ゆっくりと歩を進めながらその姿を探す事にした。





とは言っても、それ程広くはない見知った公園。探し人は思いの外
早くに見つかった。



「・・・やっぱり、ここにいた」



そこはほんの少し高台になった場所。今日の様に天気のいい日には
空がとても高く見える場所だった。











ベンチに座り少し体を揺らしている彼女の背後から、ゆっくりと
近づく。淡い栗色の髪の少女はそんな彼女にまだ気が付いていない。


くすり、と笑みを零す。


金の髪の少女は背後からそっと手を伸ばし、淡い栗色の髪の
少女を後ろから抱きしめた・・・・・。
















「ただいま、なのは」
「・・・・・」


頬を合わせながら金の髪の少女、フェイトが栗色の髪の少女、
なのはへと声を掛ける。突然の事に一瞬体を緊張させたなのは
だったが、それがフェイトだとすぐに気が付いて満面の笑みを見せた。



ーおかえりなさい、フェイトちゃん。

「うん、ただいま」


首に巻きつくフェイトの腕に頬をすり寄せながらなのはは
イヤホンを耳から外した。


「何聞いてたの?」


知っているはずなのに敢えて尋ねてくるフェイトに


ー・・・聞いてみる?

「いや・・やめとく」

ーにゃははは



可笑しそうになのはは笑っていた。



いつも。

あんなにカッコよくステージに立つくせに、こんな風に
音楽プレーヤーから流れる自分の声を聞くのは恥ずかしいらしい。



ーカッコいいのに

「そう?ありがと」


大好きななのはにそう言われたフェイトは今度は照れくささよりも
嬉しさが先立った。











なのはの隣に腰掛けたフェイトはベンチに置かれたままのなのはの
左手を取り指を絡めた。そのまま少し持ち上げるとなのはの手の
甲に軽く口づける。

最初の頃は、そんな事をされるのが恥ずかしくてただ頬を
赤らめ俯くだけだったなのはも、今では



ー・・・手、だけ?



覗き込むようにしてフェイトを見つめる。


一瞬驚いて、でもすぐにフェイトの顔には笑みが浮かんだ。






大好きだよ、なのは・・・


小さく囁きながらフェイトは軽く、なのはの唇に自身の唇を
重ね、そして静かに離れた。





ー私も・・・・



だ・い・す・き




ゆっくりと動くなのはの唇に、満足気に微笑んだフェイトは、空いている方の手でなのはを抱き寄せ、今度は深く、そして熱いキスをした。










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