好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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その初夢、正夢につき・・・ :: 2014/01/15(Wed)

なのはさん高校生。フェイトさん先生。


小ネタでございます






■  □  ■  □  ■




誰かに話したらそれは夢のまま終わってしまいそうだったから、私は一番叶えたい願い事をそっと絵馬にしたためて、誰もこっち側には来ないだろうなっていう場所を選んでそっと奉納した。








それは私が高校に入学した時からの夢。多分・・・ううん、きっと叶う事のない夢。だけど、もしも許されるなら、そうなりたいと願ってやまない、私の夢。矛盾してるって自分でも思うけどそれはもう仕方がない。


その人は私の通う高校の先生。誰にでも優しくて、生徒にも同僚の先生にもとても信頼されてる先生。先生を好きな子は私が知ってるだけでも片手じゃ足りない。


その先生が今年の私の初夢に出て来てくれた。嬉しかった。しかも私とは恋人同士になっていた。これ以上の夢はこの先一生見る事はないだろうなって思う。だから目が覚めていつもの見慣れた天井が目に飛び込んできた時は思わず涙が零れそうになった。


叶わないと思っていたはずのその夢は、とてもリアルなものとして私の心の中に残ってしまった。もしかしたら、夢のようになるかもしれない。先生と本当に恋人同士になれるかもしれない。


誰にも相談できる事じゃない。私の気持ちは他のみんなの様な「憧れ」とは違うのだから。誰にも相談出来ない。だけど、どこかにこの気持ちをぶつけたい・・・。




初詣で絵馬を見つけた。そこには沢山の願い事が書かれていた。自然と私の手も一枚の絵馬へと延びる。誰もいない場所で私はその絵馬に願い事を書いた。誰も私だと気が付くことの無いように名前は書かず、ただ願ってやまない事を一つだけ。





『フェイト先生と恋人同士になれますように』


















滅多に覚えていることの無い初夢を、なぜか今年は鮮明に覚えていた朝。私は思わず口元を抑えていた。理由は簡単だ、夢の中でキスした感触がどういう訳か目が覚めても残っていたからだ。にしても・・・



「生徒とキスしてるって・・・」


だが正直悪い気はしなかった。相手がずっと気になっていた生徒だったからだ。けれどその感情を表に出す事は絶対に許されることでは無くて、せめて彼女が卒業するまではと忍耐の毎日だ。


「私、欲求不満なのかな」


鬱積されたものが夢の中で弾けてしまったのだろうか。夢の中でだけならいいのだが、それが態度に出るようなことになっては立場上非常にまずい事になる。



「・・・初詣にでも行ってこようかな」


面倒くさくてそんな事一度もした事なんてない。けれど・・・。もしも今朝の夢が私の欲求不満の表れなのだとしたら、ここは神様にでも縋っておこうか、なんて気になる。普段はそんな事考えもしないのに。せめて3月まではこの想いを隠し通さなければならないんだ。


「3月まで待って・・・それからどうする?フェイト先生」


鏡の前で自問する。が、生憎まだ答えは出ない。




身支度を整えて私は近所の神社へと向かった。ここは学区内の神社だからもしかしたら彼女に会えるかな、なんて思ったのはここだけの話だ。そんな自分に呆れながらもお参りを済ませ何となく辺りをぶらつきながら奉納されている絵馬を一枚一枚見ていた。時期が時期だけに学生のものと思われる合格祈願が多く並ぶ中、私はある一枚の絵馬の前から動けなくなった。


何かが気になったわけではない。それでもそこに足を向けた理由をあえて挙げるとすれば「ただ何となく」だ。きっと誰にも見られないようにとこの場所を選んだのだろうけれど、私は見つけてしまった。もしかしたらこの先の長い人生の幸運をすべて使ってしまったかも知れないけれど、それでも構わないと思わせてくれるものが目の前にあった。その一枚を手に取る。もちろん記名なんてない。でも私はこの字を書く人間を知っている。





「これ、彼女の字だ」


私が彼女の字を見間違うはずなんてない。それは絶対だ。密かに想いを寄せている子の文字なんだ。毎日見ていて覚えていないはずがない。その絵馬に書かれた文字を何度も何度も見返した。私はまだ夢を見ているのだろうか。



「いたっ!夢じゃない・・・・」


ほっぺを思いっきり抓ってみた。物凄く痛かった。と同時にだらしなく頬が落ちる。私はハッと思い立って社務所へと走り絵馬を一枚手に再びその場所へと戻る。見つけた絵馬の隣に重なる様にもう一枚無記名の絵馬を奉納した。












これを彼女が見るかなんて分からない。むしろ見ない可能性の方が高い。でもそれでも良かった。私の想いは一方通行じゃない事を偶然とはいえ知ったから。彼女が私の気持ちを知らないのに不公平だなって思わなくもないけれど、それもあと少しだけ・・・。春になったら伝えるから。私の3年分の想い全部君に伝えるから。そしたら絵馬を見つけてしまった事許してくれますか。









『高町なのは様  私の心の中にはずっと君がいたよ』














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