好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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これはきっとキミのせい :: 2014/02/06(Thu)

アラサー・・・くらい?(笑)


この時期には欠かせないネタです(笑)。
小ネタで申し訳ない











■  □  ■  □  ■


口元で控えめに鳴った電子音に隣で見ていたなのはが無言のまま左手を差し出す。まだ何も言われた訳ではないのだけれど、これからなのはが何を言うのか簡単に想像出来てしまった私はそれをなのはに渡すのを躊躇う。けれど、それで万事解決!、などするはずはなく、再度差し出された手に私は渋々とたった今仕事を終えたばかり体温計を乗せた。


「・・・・誤魔化せるとでも思ったの?」
「いや・・・それは、ない・・けど」


これ、となのははデジタル画面をこちらに見せながら呆れた顔を私に向けた。別に誤魔化そうとか考えてた訳じゃないけど・・ただなのはに変に心配かけたくなかったし、それに久しぶりの休暇にどこにも出かけなくても、二人で楽しく過ごしたいなぁとか思ったりもしたし、とか悶々と考えてたら


「無理して酷くなる方が余計心配するでしょう?」


なんて、私の考えていた事を的確に言い当てながら正に正論で諭された。


「・・・ごめん」


バツが悪くなって私は毛布で顔の半分を覆う。小さく謝罪の言葉を漏らすと、まぁフェイトちゃんらしいけどね。と今度は苦笑しながらおでこにそっと掌を当てられた。


「ん・・」
「冷たかったかな」
「ううん。冷たくて気持ちいい」
「これだけ熱があったらそうなっちゃうね」
「そだね・・・」


言いながらなのはは枕を氷枕に変えてくれた。


「でも・・」
「ん?」
「あ、いや・・・任務明けで良かったなぁ、って思って」
「あぁ・・・ん~でもこれ、多分もっと前から本調子じゃなかったと思うけど?」
「え?そんな事な」
「あるでしょ」
「・・・なのは」


フェイトちゃんの悪い癖だよね。そう言って笑うなのはに、心当たりがあり過ぎて違うと言い返せなかった。


「後でシャマル先生が来てくれるって」
「え?連絡したの?」
「だって、薬貰わなきゃいけないし。いけなかった?」
「いや、いけなくはないけど・・・」
「けど?・・・・ねぇ、フェイトちゃん」
「っ!・・・な、なに・・かな?」
「私に言い忘れてる事、ある?」


殊更「言い忘れて」いる事と強調された。この時にさっさと白状しちゃえば良かったのに、私はまだ隠し通せると高を括っていた。大丈夫、シャマルには何度も何度も固く口止めをした。シャマルにだって守秘義務があるはず、そうたやすく口を割る筈が・・・。












「あ、そうだ。あのね、なのはちゃん。この間フェイトちゃんったら・・・」




ぁ・・・割った。






どうやら私に関する守秘義務だけは薄っぺらい紙に包まれていたようだ。全く・・・・。










高熱は疲れが溜まっていて免疫力が落ちている時に風邪のウィルスが入り込んで悪さをしたせいだと診断された。まぁ、今更誤魔化す事もないので正直に寝不足も続いていたと白状したら少しは部下に仕事をさせなさいってシャマルが言うから、そうしているけどと口を尖らせると、補佐官が自分の分の仕事も上司がしてしまって困る、って私に愚痴を零しに来たわよぉ。なんてのほほんと。誰かシャマルの口に大きな南京錠でもつけてくれないかな、なんて本気で思った。隣で一緒に話を聞いているなのはの笑顔が今日はとても怖い。








その後、シャマルが帰ってぐったりしている私を見てなのはがすぐ分かる事なのに、って呆れて口にする。分かってるんだ、そんな事。別に本気でなのはに隠し通せるなんて思ってた訳じゃないし。でも、出来るなら・・・なのはにそんな風に心配そうな顔をさせたくはないなぁって思ったから。だから・・・。そんな私の考えまでも分かってしまったのか






「まぁ、そう言うトコも含めて全部好きになっちゃったんだけど」

なんて笑うから。




(なのはは、ずるい・・・)




結局、私の熱を一番上げているのは目の前にいるこの愛しい彼女なのかもしれない。





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