好きこそモノの上手なれ

ほぼ百合成分100%(リリカルな感じ)で構成されております。但し過度の期待は禁物です。




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禁煙デーらしいので :: 2015/05/31(Sun)

本日のリリマジ、参加された皆様、お疲れ様でした。
テロでも仕掛けて、なんて思いもしましたが間に合いませんでした(笑)

そんなこんなで「国際禁煙デー」ってネタを見つけましたので
それで久しぶりに参上です(笑)


フェイトさん25歳くらいなのはさん20歳くらい。
大体5歳差位が個人的に美味しいです(笑)
喫煙ネタになりますのでご注意くださいませ。
では続きよりどうぞ。





◇◆◇

なのはを待たせたまま自宅に持ち帰った仕事をこなす。正直、私としては
こんなものとっとと放り出してなのはと一緒に過ごしたんだけど。
ちらりとそれほど進んでいないデータ処理に視線をやりそれからそっと
なのはを盗み見る。「待ってるから、お仕事ちゃんと終わらせて?」そう言った
彼女は言葉通り静かに読書中だ。もっとわがままになってもいいと
いつも言っているのに、この年下の彼女はそうはしてくれない。

ありがたいんだけど、本当はね……。聞き分けが良すぎて、一緒にいても
いなくてもいいのかなって、たまに思う事もあったり、なかったり……。

(駄々っ子なのは私の方か…)

進まない仕事に少しだけイラついて、息抜きのつもりで私は
引き出しから煙草を取り出した。デスクに置きっぱなしにしている灰皿
(と言ってもいつの間にかなのはが綺麗にしてくれる)を手前に引き寄せ
取り出した煙草に火をつける。深く一度ぐっと吸い込んでゆっくりと
それを吐き出した。ゆらゆらと天井にむかって上る紫煙をぼんやりと
見つめながら、わずかに椅子の背もたれに体重をかける。

「フェイトちゃん」

そうして二度目に煙草を咥えようとしたそのタイミングでなのはに
声を掛けられた。

「ん?どうしたの?」
「ぅん、あのね…」
「うん?」

言いにくそうに俯くなのはにさすがに飽きちゃったんだろうなと、ごめんねと
謝ると、どうして?ときょとんとした顔をされた。

「こっちなかなか終わらないから、だから、ね」
「ああ、ううん、それはいいの。待ってるって言ったの私だし。それに私、
フェイトちゃんがお仕事してるトコ見てるの結構好きだから」
「そう?それならいいけど…。なら何?」
「うん、あの、ね?…」
相変わらず俯いたままのなのは。でも心なしか頬が赤い、ような?

「フェイトちゃん、最近煙草吸うの多くなってない?」
「え?。あ…、そう、だったかな?」

なのはに集中していて反応が少し遅れた。それをごまかしてると
思ったのか、パッとソファから立ち上がったなのはが近くまで寄ってくる。

「増えてるよ」
「ん~、なのはがそういうのならそうかな。でもこれでも他の人よりは…」
「他の人は関係ないでしょ?もう、話を逸らさないで」
「あー、ごめん」

ぷぅと頬を膨らませたその顔が可愛らしくて、つい笑みが浮かぶ。
持っていた煙草を灰皿に押しつぶしてこれでいい?と聞くと「うん」と言う
返事とともに嬉しそうな笑顔が返ってきた。

(可愛いなぁ、なのは。あー、もうこれ明日出社してからでもよくないかな)

上司に聞かれたら即却下されそうな事を思う。でももう本当になのはを
1人で放っておきたくなかった。だから

「なの」
「あのね、フェイトちゃん」
「うん?」

声が重なる。少しだけ視線が逸らされた。

「会社の時とか、私がいない時とかは仕方ないけど…」
「うん」
「あのね…だから、その……」
「なのは?」
「うん、と…だから、ね」
「…?」
「………ば、いいと、思う、の…」
「ん?なんて?なのは」
俯いていたのと声が小さ過ぎたのとでなのはの声を聞きのがした。
聞き返すと真っ赤な顔をしたなのはと目があう。え?なんだろう。

「?…なのは?」
「だから、ねっ!」
「う、うん」
「私と一緒にいる時に煙草を吸いたくなったら、呼んでくれればいいと思うの!」

じゃあ、お仕事頑張ってね!!。踵を返しソファに座り読んでいた本に
視線を落とすなのは。

あまりに一瞬の事で反応が遅れた。と言うか呆けていた。

煙草を吸いたくなったら?
なのはを呼ぶ?
何の、ために?

言葉を読み解き、理解し、さっきのなのはの真っ赤な顔の意味に気づく。
堪えていても自然と頬が緩む。いつの間にそんな事をいうようになったのやら。
人一倍、こういう事を恥ずかしがるくせに。

「それってどういう意味、かな?」

敢えて声に出す。なのはの肩がピクリと跳ねた。
聞こえているのは間違いないだろうになのはからの返答はない。

(あんまり突ついて気が変わっても困っちゃうな)

さっさと仕事に片を付けてさっきの答えを合わせよう。
意識をさっきの何倍も集中させて、私は残ったデータ処理に取り掛かった。



「なのは」

それから軽く1時間は過ぎていただろう。ようやく仕事を片付けた私は
読書に集中していたなのはに声を掛けた。「終わったの?」「終わったよ」
そんな言葉を交わしながら、なのはの隣に腰を下ろす。

「お疲れ様、フェイトちゃん」
「うん、ありがとう」
「あ、コーヒー飲む?今淹れてくるから」
「あ、待ってなのは」

立ち上がりかけたなのはの手を取り引き留める。中腰で中途半端な
状態のなのはをちょっと力を入れて引き寄せて私の膝の上に座らせた。
驚いた顔のなのはに「今はコーヒーじゃなくて煙草が欲しいんだ」
そういいながらその下唇を親指でそっと撫でる。

「言ったでしょう?なのは。吸いたくなったら呼んで、って」
「あ、それは…その、いっ、たけど」

でも、とかそれは、とかしどろもどろになるなのは。もうその顔は真っ赤だ。
さぞ私は意地悪な顔をしているのだろう。でも、言い出したのはなのは、君だから。
私は引く気はさらさらなくて。

「ねぇ、なのは。私はちゃんと仕事を終わらせたよ」
「ぅ…」
「疲れたからちょっと一服したいけど……なのは」
「っ……」
「なのは」
「ぁ……ぁの、ね?」
「ん?」

観念したのか、真っ赤な顔のなのはと視線が合った。
きゅっと一度首に腕を巻きつけて抱きつかれる。少しなのはの体が熱い。

「恥ずかしいから、目…つむってて」

耳元でなのはが囁く。無意識に、乾いていた唇を舌先が濡らす。
少しだけなのはの視線が高い。ゆっくりと近づくなのはの唇が重なった。
わずかに触れてはすぐに離れていくなのはの唇。
確かに煙草なんかよりずっといい。
離れていったなのはの唇を私はすぐさま追いかけていた。







これ、あと5年くらいしたら立場が逆転してね?

「フェイトちゃん、また煙草吸ってる」
「え?いや、吸ってないよ?」
「うそ」
「嘘じゃないってば」
「嘘つく人にはもうしてあげないから」
「え?ちょっ、待ってなのは」
「フェイトちゃん、反省するまでキス、禁止だから!」
「え~~~、なのはぁ」

みたいな(笑)



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